Kindle Fire HD 8 が2016年版最強のKindleかもしれない

2016/09/21- 24 追記:購入レビューいろいろ書いたよ!!

 

先日、みんな大好きamazonさんから2016年の新型Kindleタブレット「Kindle Fire HD 8」が発表されました。

「Kindle Paperwhite」を始めとするe-ink搭載の電子書籍端末とは異なる、カラー液晶搭載のタブレット端末となります。

プライム会員であればクーポンを適用する事で8980円〜という破格の8インチタブレットという事で、発表早々から各所で話題になっているようです。

カラー液晶搭載のタブレットという事で比較対象はiPad miniであったり、既存のKindle Fireタブレットになる場合が多いのですが、冷静に考えると電子書籍端末として、Kindle Paperwhiteの代替端末としても優秀だと思うんです。

という訳で今回は趣向を変えて、「Kindle Fire HD 8はKindle Paperwhiteの代わりになり得るのか」を比較していきたいと思います。

 

目次

Kindle Fire HD 8をKindle Paperwhiteと比較

以前、Kindle Paperwhite, voyage, oasisを比較した事がありますが、今回はKindle PaperwhiteとKindle Fire HD 8を比較。ざっくりと表で見ていきましょう。

  Kindle Fire HD 8 Kindle Paperwhite
ディスプレイサイズ 8インチ 6インチ
ディスプレイ解像度 189ppi (1280 x 800) 300ppi
本体サイズ 214mm x 128mm 169mm x 117mm
厚さ 9.2mm 9.1mm
ディスプレイ種類 液晶ディスプレイ e-ink
重量  341g 205 ~ 217g
内臓ストレージ  16GB 4GB
価格 12,980 ~ 15,980円 14,280 ~ 21,480円

 

こうしてみるとサイズ感や解像度ではKindle Paperwhiteに分があるものの、価格やストレージ(本や漫画を保存できる量)にはKindle Fire HD 8が優れているという、どちらとも言い難い中途半端な比較になってしまいました。

それでもKindle Fireが2016年最強のKindleだと強く言い張っているのには、ワケがあるんです。

 

Kindle Fire HD 8が圧倒的に最強であるところ

ここからは完全にKindle Fire HD8のターン。熱い想いをぶつけていきたいだけ。

 

8インチというサイズ感

iPad mini 4を持っているのですが、やっぱり感じるのは8インチタブレットは最強であるということ。

もちろん小さければ小さいほど持ち運びはしやすいのですが、8インチは手軽に持ち歩けるギリギリのサイズ。

9インチだと持ち運びが億劫になり、7インチだと迫力に欠ける。特にコミックリーダーとしてはマジ最強。

ベストなサイズは8インチだと確信しているわけです僕は。

 

AndroidベースのOSである事

Kindle FireシリーズはAndroidをベースにカスタマイズした独自OS「Fire OS」というものを搭載しています。

GoogleのPlayストア(って今でも言うんですかね)が使えるわけではないので、Androidならなんでも使えるというわけでもなく、むしろ制約の多いOSなのですが、やはりそれでもできる事は圧倒的に多い。

Fire OS独自のアプリストアを準備しているので一通り、必要最低限以上にはアプリが溢れかえっていますし、十分実用レベルのOSになっていると言えると思います。

 

ビデオなどのコンテンツ閲覧

上の話にも関係してくるのですが、Amazonが展開するサービスとの連携が素晴らしくスムーズなのがAmazon Fire OSの特徴だったりします。

つまるところ、プライムビデオだったりもスムーズにサクサクざくざくどっぷり閲覧できてしまうわけです。

プライム会員であればAmazonビデオだって見た事あるでしょうし、せっかくタダでビデオが見放題なのですから、手軽に楽しむ端末を一台準備しておくのは良いですよね。

 

技術書・参考書などの固定レイアウトの書籍閲覧

電子書籍リーダーとして無敵に思えていたKindleシリーズなのですが、実は読めない書籍が多かったりします。

例えば

の様な技術書とか。リンク先のページ内にこんな記述があったりする書籍は要注意。

スクリーンショット 2016 09 11 20 49 39

固定レイアウトって何?

通常の書籍の場合、書籍情報は文字データとして認識されるので、文字の拡大や縮小など、読みやすい形に変更できます。
対して固定レイアウトというのは画像データのようなもので、本の1ページがそのまま1ページになる、という事。
つまり小さい端末だと読みにくい。そう。読みにくい。 

と、言うわけで技術書などは特にKindleシリーズの端末で読むのは難しく、なんだかんだで僕もiPad miniで読んでます。

固定レイアウトの本は実は結構多くて、Kindleの活躍の場がだいぶ減っているのが現状です。

 

あ、ちなみに「わかばちゃんと学ぶWEBサイト制作の基本」めちゃくちゃ分かりやすくて読みやすい良書です。

最近Kindle版もできたので、WEB制作に携わる初心者は必携の一冊。

 

ストレージは正義(しかも拡張可能)

「ビデオだって見放題」そうなってくると気になるのが保存できる容量。

そもそも僕は以前から言っているのですが、電子書籍リーダーである「Kindle」シリーズは保存可能容量がどう考えても少ないんですよ。今どきOSこみこみで4GBって何年前のウォークマンなんだよと。

通常の書籍であれば問題はないのですが、コミックや映像コンテンツを保存するには物足りなさは否めないですよね。

Kindle Fire HD 8は、最初から16GB / 32GBのストレージを搭載した上に、SDカードで容量を追加する事ができます。なんとその量最大200GB。もうビデオでも音楽でも漫画でもなんでも突っ込んだらよいよ。

 

これからは「Kindle Fire HD 8」の時代

誤解を恐れずに言ってしまえば、Kindleを楽しむ時代は終わったと感じています。

Kindle Paperwhiteのウリは「安くて手軽に書籍が読める事」だと思います。残念なことに「本」を読む以外の行為はもう全滅です。

手軽に読む為の機能は全て備わっています。電池持ちも良かったり、e-inkの恩恵で日差しの強い中でも視認性が良かったり。

ただ、コミックを読んだり技術書・参考書を読んだり、ましてや映像を見るのは圧倒的に不利。純粋に「本」を読む端末です。

そういう意味では相変わらず最強。

 

ただ、今となってはAmazonのサービスで出来る事も増えてしまい、Kindle一台でamazonのサービスを余す事なく満喫するのはほぼ不可能。というか間違いなく不可能。

Kindle Fire HD 8は「安くて手軽にAmazonのコンテンツを全て楽しむ事が出来る」端末になるのではないかと勝手に確信している訳です。

月額換算325円(年会費3900円)でプライム会員になっておけば、たった8980円のKindle Fire HD 8を購入するだけでAmazonの主要サービスを堪能する事ができる。そんな端末になる予感がプンプンしますわ。

Kindlefirehd8 buy

 と言うわけで僕は本日注文しました。

発売したらレビュー記事も書いていこうと思いますので、まだ購入を悩んでいる方は9/21以降にまた読みに来てくださいね。

2016/09/21 – 24 追記:購入したのでレビュー書いたよ!

 

僕の中で話題沸騰中の新型Kindle Fireタブレット

 

すでに純正のカバーも予約受付中

 

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この記事を書いた人

千葉県内で写真を撮りながらブログを運営してます。
スナップ、風景、ポートレート、ブツ撮りなど、ジャンル問わず幅広く撮影中。
レビュー等の執筆依頼、撮影のご依頼も受け付けておりますので、こちらの問合せフォームもしくはTwitterのDMからご連絡をよろしくお願いします。

コメント

コメント一覧 (2件)

    • > の さん
      コメントありがとうございます!
      おぉ、そうなんですねぇ。そこいらの事はあまり詳しく無いので気にしてませんでした・・・

      実機で体感する限り、確かにコミックのダウンロード等は若干遅いですけどものすごく急な用事で使うわけでも無いので、値段も考慮すると許容範囲かなぁといった感じです。たしかに遅い(気がする)けど!

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