写真を撮る楽しさを忘れない為に。

こんにちは。しむ(@46sym)です。

2016年初め頃、初めての一眼レフカメラを購入し、タンスの隅を肥やしておりました。その年末にお高いレンズを買って沼が見えました。なぜか翌月の2017年1月には手元にフルサイズ一眼レフが届いていたのは記憶に新しいです。

思った以上にどっぷりカメラという沼にハマり、空を見上げる機会が増えました。花に目を向ける機会が増えました。毎日乗る通勤電車も、窓の外に目を向けるだけで写真に想いを馳せる事ができます。

スキルは全然ついてきませんが、「写真は楽しい」という想いだけは超一流です。毎日楽しいです。この楽しさを少しでも多くの人に広められたら、と思ってブログ書いてます。

というわけでカメラ遍歴、と言うより写真の遍歴を載せておきます。これを見ると写真を初めてから今までどの様に変わって来たか確認できる様に。自分の為です。読者のみなさんには何一つ得がありません。

そんな内容ですが、よろしければ続きをどうぞ。

 

写真を撮ると言う生産的に見せかけた非生産的な趣味

 

写真をよく撮るようになって思う「写真」と言う趣味について。

 

写真を始めた頃、一眼レフを持ち始めた頃。憧れてた「背景がボケてる写真」が簡単に撮れる事に衝撃を受けました。こんなにも簡単に、少しの投資をしただけでプロみたいにオシャレな写真が撮れるなんて!と色めき立ったものです。毎日の様に嫁に見せて自慢してました。とにかくボケた写真が撮りたくてF値が何かも分からないけど、常に開放で撮ってました。もちろんどんな時でもお供は50mm f1.8の撒き餌レンズ。僕の辞書に「絞る」という言葉はありません。f1.8固定のレンズかと言わんばかりに開放です。ピント面とかどこにあるのか知らないけど、最高でした。

 


 

飽きっぽい僕にとってはいつもの事なのですが、当然そんな趣味は長く続かないもので、カメラは次第にブツ撮り専用ガジェットとなっていきます。ガジェット大好きブログを運営していたこともあって、様々なガジェットの撮影を助けてくれました。ただし全てF値開放。商品を紹介するのに、必要ないところもそうでないところも、とにかくボカした写真を撮ります。もちろんストロボなんて持っていませんし、暗い部屋でもお構いなしで内蔵フラッシュを焚きます。今考えると何がしたいのか分からないのですが、ボケた写真と言うのはとにかくクールなのです。そこには理由など必要ありません。最高にクールなのです。

 


 

カメラはガジェットを撮るための道具、と決め込んで数ヶ月。10ヶ月ほどでしょうか。インターネッツで知り合ったカメラ好きの友人と話している中で、Lレンズという高級レンズの存在を知ります。このレンズはスゴイもので、とにかくなんか良い感じの描写をしてくれるんだとか。よく分からないけど。ここで僕は気付きます。あのどこか足りない、正直オシャレにはほど遠い量産された写真は、レンズがいけなかったんだ、と。無知と言うものは恥ずべくほどに恐ろしいものです。全てレンズのせい。レンズが変われば僕も生まれ変われる。久しぶりに胸の高鳴りを感じた事は言うまでもありません。

タイミングよく、特に無駄遣いしたいガジェットが見つからない事も手伝って二本のレンズを購入。さすがにスーパーなLレンズには手が届きませんでしたが、中古の程よい相場のLレンズとド素人の僕でも高級と聞いた事のあるカールツァイスのレンズです。この二本でカメラ本体よりも高いんですよ。そりゃあもう、恐れおののきましたよね。これで使わなくなったら家族からの非難の目を浴びせつけられる事が目に浮かびますから。よく思い切ったものだと今でも思います。全然話変わるけどいつのまにかFUJIFILMのX70も買ってました。いつのまにか手放してたけど。

 


 

実際には大した写真も撮っていない上に、最高にピンボケを量産していたのですが、全てを手にした万能感とでも言うのでしょうか。こんなにもキレイな写真が撮れる僕は、きっと特別なんじゃないだろうか。なんて考えてしまうわけです。最強です。何度も言うように実際は大した写真撮ってないんですけど。恋は盲目ってまさにこの事ですね楽しい。この思い込みのおかげで僕はスタートダッシュを切ることができたし、そのままカメラ沼に浸かり続けているんだと思います。程度の差こそあれ、自分の写真を一番好きなのは自分。自分が良いと思える写真が最高に良い1枚なんです。これは今でも変わりません。

 


 

最高のレンズを手にして向かう所敵なしとなった僕は、ついに「写真を撮るためだけに」出かける事を決意します。2016年12月中旬の寒い一日。初めて一眼レフに触れてから1年近く経つのですが、ここにきて初めて撮影の為の外出。と言っても子供とのお出かけを兼ねてなので沼は浅いですが。この時の写真撮影が思ったより楽しくて、撮れた写真は想像以上に美しくて。あぁ、やっぱり僕は特別な存在なんだなと思わざるを得ないわけで。今考えると、夕焼けのマジックアワーがドンピシャハマるなんてビギナーズラックも良いところなんですけど、初心者にはそういうの関係ないですから。僕もうヴェルタースオリジナルですから。

 


 

何を血迷ったのか、2017年1月1日。ワタクシの手元にはフルサイズ一眼レフ「EOS 5D mark3」がありました。APS-Cなんていらねぇよ、冬。懐かしのドラマが思い浮かばないことも無いですが、とにかくフルサイズ一眼レフカメラと言うものを手にしてしまったわけです。初めての一眼レフカメラを買ってちょうど一年。その中の11ヶ月以上は引き出しに眠らせていたような人種ですから、正気の沙汰とは思えません。フルサイズ一眼なんて安い買い物じゃありません、どころか高い買い物です。断言できるくらい高いです。そんなもの買ってどうするんだ。本当に撮りに出るのか。まだ一度しか撮影に出てない男が一体何やってるんだ。いろんな批判の声が聞こえるかなと思ったのですが、人間の体は都合が良いもので、何も聞こえなかったし何も記憶に残っていません。きっと非難なんて何ひとつ無かった。世界は素晴らしい。

 


 

カメラをを買ったら満足してしまって失速するんじゃないか、なんていつものパターンを心配していたのですが、完全に杞憂に終わりました。
フルサイズの描写力は圧巻の一言。描写力とかよく分かってないけど、なんか良い感じに聞こえる言葉で都合がいいので多用していきますね。一月の極寒の中、九十九里浜に娘たちを連れ出して見たり、全く興味の無いような小江戸に娘たちを連れ出してみたり。子供達もきっと喜んでいる事でしょう、大好きなパパとお出かけできるんですから。と、元来出不精だった僕が自分の都合よくアウトドアに転身した為、家族は大変な影響を受けた事は間違いありませんが、好きになってしまったものは仕方ない。きっとそのうち家族も写真が好きになる、なんて都合のいい思いの元、2017年10月まで根気よく連れ出してますが今のところ効果は見られません。もう少し頑張って見ます。

 


 

足りていなかった焦点距離を埋める為(なんて言葉も当時の僕には難しかったですが)に、望遠ズーム枠として150-600mmのバズーカーレンズを購入。本当は白鳥を撮りたくて2月までに欲しかった、なんて思ってるあたり沼の深淵が垣間見えるのですが、子供の運動会を撮るための準備と言う建前があるので無理は言えない。 重くて不便なガラスの塊なんだけど、このカメラにこのレンズじゃないと撮れない写真と言うのは確かにあったわけで。レンズ沼の入り口に立った瞬間と言えなくもない。ヒヨドリかわいいよヒヨドリ。

 


 

飽きる事なく撮り続けて春を越す。3月には菜の花を。4月には桜を。定番と言われる様な写真だけど、とにかく自分の手で撮れると言うのが嬉しい。今まで買ってきたガジェットは所有欲を満たす為にあったけど、珍しくちゃんと使ってる。自分にこんな一面があったのかと。自分の中の今までなかった一面に戸惑いながらも心地よい。無心でシャッターを切るという行為がとにかく楽しい。元来、一人遊びが好きなタイプだった事も大いに影響していると思う。一度撮り始めると前に進む事もままならないので、家族に煙たがられる事もしばしば。

この頃、初めての相棒Canon EOS 8000Dを手放してサブカメラとしてSONYののミラーレス「α6500」を購入。菜の花も桜もカメラ二台体制という至福の時。人間、腕は二本しかないのに何故複数台のカメラを持ちたがるのか。永遠の命題ってやつ。もちろん僕にも腕は二本しかないので(四本あればよかったんだけど)持て余す。そして手放す。たった二ヶ月の相棒だったけど、幸せにね。

 


 

超広角レンズも手に入れた、現像という技を覚えた(使えてるとは言ってない)。そんな僕が次に手を出したのが星空。もともと絶景や風景は好きだったけど、家族がいるとなかなかそういうところには行けないんですよね。小さい子供もいますし。そんな中で「夜中に撮影に出かける」なんてハードルが高いと思っていたけど、だからこそ家族が寝てる間に取りに行ける。(そして起きるまでに帰ってこれる。)これほど革新的な事はないよね。そう思って意気揚々と向かったものの出かけたものの惨敗。知ってた?星撮るには良い三脚がいるんだって。そりゃあもう即買ったよね。僕できる子だから。マンフロットの055プロアルミ買いました。よい三脚です。

 


 

初めて撮った星景写真は千葉県最南端の地、野島崎灯台。灯台の明かりが優しく照らすその土地は、まさに満天の星空と言う言葉が相応しい。肉眼でもはっきり見える空に浮かぶ星の群れはまるで飛沫のように広がっていて、どこまで見上げても一面星空。「こんな絶景は二度と見る事は無いかもしれない」と夢中でシャッターを切る事の出来る、有意義な時間を過ごしました。初めて星景を撮りに行った場所が野島崎灯台で良かった。言葉では表し尽くせない感動があったからこそ、星景写真の魅力に取り憑かれる結果になったのです。ここから「勝利しか知らない男」としての神話を積み重ねていく事に。

野島崎灯台ほどでは無いものの、千葉県内には美しい星景スポットが多くあります。千葉県民でよかった、なんて思うのはこんな時ばかりですが。無いよりいいですよね。自然が好きな僕としては、星がキレイな県に住んでいてよかった。雀島は我が家からそこそこ近く、そこそこステキな優良スポット。潮でベタつく事と、夏場はブヨが多い事を除けば優良スポットです。おいでよ千葉。

 


 

2017年6月。大きな決断。風景撮り(と言うよりも夜景撮り)に目覚めてしまった事によって、フルサイズでは飽き足らずに高精細機に胸がざわめくお年頃に。そんな時に「小さくて軽いのにフルサイズ。しかも高画素。」なα7Riiがキャッシュバックキャンペーン。α6500を手放した理由の大きな一つに「フルサイズセンサーじゃなかった」という想いがある僕としては気になって夜と昼しか眠れない。こういう時って無駄に想いが高まるもので、無事に禁断のマウント変更を果たす訳です。Canonのカメラとレンズをほぼ全て売り払い、SONY Eマウントシステムへ移行。フルサイズミラーレス最高。シャッター音マジ最高。チュイーンッて鳴るんだぜ、チュイーンッて。マジ最高っす。

 


 

夜撮影の1発目はホタル。しかもヒメボタル。先代の写真ブログを通して仲良くなった友人に色々とノウハウを聞きながら、見よう見まねで撮ったホタルは本当に感動しかなく、こんな写真が撮れる僕はなんて特別なヴェルタースオリジナルなので以下略。溢れ舞う乱舞のヒメボタルではないけど、思い出深い1日になりました。

気を良くして星を撮りに出る。撮りに出る。本当に毎週の様に夜間撮影に励んだ初夏。なかなか渾身の出来とまでは行かないけど、やっぱり夜の写真撮影は楽しい。誰にも邪魔されない、一人の時間というのが本当に良い。このまま無になりたい。なんて言うのは大げさだけど、ここまで熱中できる趣味を持てた事が嬉しい。このあたりもう病気かもしれない。

天の川や星景は本当にたくさん撮ったけど、灯台の明かりを綺麗に収めたのはこれが初めてかもしれない。本当に小さい灯台なんだけど、そこから差し込む光と眼下に広がる街並みの光が程よく届いて、これはいいポイントに来たもんだと。こんな感じで見た事ないポイントで良い写真が撮れた時ってアドレナリンが止まらないほど溢れ出すんですよ。いくらシャッター切っても追いつかないくらいの興奮が押し寄せて来ます。

 


 

2017年8月、東京でも20日以上連続で曇り空だったほどの異常気象。ここまで毎月星撮りをしてきただけあって、星撮れないのが辛い。星撮ると生活リズム乱れるので結局辛いんだけども。奇跡的に晴れた一日は、狙ったポイントが高波警報で入れない大惨事。苦し紛れに帰りに寄った橋が非常に格好よい。この上なく格好よい。しかもそこから見える朝焼けが最高に格好よいので僕は持ってる男だなと再認識したあの日。最高ってこう言う事言うんだと知ったあの日。

 


 

曇り空ばかり続いて星空を諦めた9月。モチベーションもなかなか上がらず、僕の体の半分は星空で出来ていた事を知った9月。唯一撮りたかった被写体の彼岸花だけでもと気力を振り絞って近くの公園へ。と思ったけど、撮り始めるとテンション上がって帰らないので相変わらず自分が写真好きなんだなと半分安心したのはここだけの話。実は花を撮るにもバズーカーレンズの相性はすごい良くて、圧縮効果で満開の彼岸花に見えるなんていう嬉しい誤算にも気付けた。無知ってこわい。

 


 

2017年10月。我が子をこんなに可愛く撮れる日が来るなんて、本当に写真をやっていてよかった。機材の力と言われようとも、愛娘の可愛い写真が撮れるならいいじゃない。どんどん機材に頼ればいいじゃない。そんな事を思いつつも相変わらず星空は追いかけてて、でもずっと曇り空で。仕方ないから中秋の名月とか言う奴でお茶を濁して星を撮ったよねなんて満足したりした。全然満足できないけど、空を撮るのは楽しい。

実際この日も曇りで、雲の切れ間から捉えた一枚。なんていう構図よりも、雲がかかっているくらいがカッコいいと思えるくらいには迷走していたのかもしれない。

 


 

少しだけ、少しだけステキな写真が撮れる様になると気持ちが高揚する自分がいます。

生産的に見えて実は自己満足の極みなんだけど、こうやって自分のモチベーションを上げてくれる、写真がこの上なく好きです。

この楽しさを、少しでも多くの人に伝えられたら。なんて思いながらこうして承認欲求を満たす為の写真をアップしていくわけなのでみんな僕を褒めてください。

それではどうぞ、よろしくお願いします。

 

  • この記事を書いた人

しむ(コトバコ管理人)

カメラほしい

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