こんにちは。しむ(@46sym)です。
知っている人は知っているかもしれませんが、今更言うまでも無いほどにカールツァイスのレンズが好きです。
カールツァイスのレンズが使えるならばボディなんてどれでもいいじゃないってくらいには好き(なのでボディがよく変わるんですけど)
そんなカールツァイスに魅せられた僕が、僕だけの為に、今手に入るカールツァイス製のレンズを全てまとめました。
この先新しいレンズが欲しくなった時に、購入候補を眺める為だけに。
そんな僕の為に今日一日一生懸命調べながら書いたんですけど、みんなにも共有しておきますね。
現在新品で購入できるカールツァイス製レンズ
現在生産されているカールツァイスレンズは日本のコシナで製造されているもの。
コシナが生産している現代ツァイスレンズを、マウント別、シリーズ別に紹介。
Canon EFマウント / Nikon Fマウント用のカールツァイス製レンズ
一眼レフ用のレンズとして販売されているカールツァイス製レンズはClassicシリーズ、Milvusシリーズ、Otusシリーズの2ライン。いずれもCanon EFとNikon Fマウント用の物が販売されています。(以前はPENTAX Kマウントもありましたが)
Zeiss Classicレンズ
Classicシリーズは現在はほぼ生産終了しており、公式で掲載されているのは「Zeiss Planar T* 1.4/50」「Zeiss Planar T* 1.4/85」の二本のみ。
光学設計を刷新した新シリーズ、Milvusレンズへ移行が進んでいる為なのですが、クラシカルな鏡筒デザインが人気で今でも根強く支持されているこのシリーズ。
生産終了している為在庫限りだとは思いますが、以下のレンズはまだ新品で購入する事ができます。
- Distagon T* 3.5/18
- Distagon T* 2/25
- Distagon T* 2/28
- Distagon T* 1.4/35
- Planar T* 1.4/50
- Planar T* 1.4/85
アポゾナー135mmやマクロプラナー50mm/100mmといった名玉はもはや新品で手に入れる事は叶いませんが、後継レンズのMilvusで新品が販売されています。
そちらも光学性能は同等以上なので、外観に抵抗がないのであればMilvusを購入すればOK
Classicシリーズのレンズの作例写真記事はこちら
今でも生産が続いている、現行品として購入できるプラナー。永遠の標準レンズに相応しいレンズです。
Zeiss Milvus レンズ
Classicラインから移行した新設計、新デザインのレンズがこのMilvusシリーズ。
現在存在するMilvusシリーズは全部で11本。光学設計は過去のClassicレンズから刷新されたものもあれば同設計のまま引き継がれたものもありますが、どれも現代レンズに相応しい写りを見せてくれます。
- Milvus 2.8/15
- Milvus 2.8/18
- Milvus 2.8/21
- Milvus 1.4/25
- Milvus 1.4/35
- Milvus 2/35
- Milvus 1.4/50
- Milvus 1.4/85
- Milvus 2/135
- Milvus 2/50M
- Milvus 2/100M
Milvusシリーズの作例記事はこちら
広角域のDistagonと、マクロプラナーとマクロプラナーとアポゾナー。スターターキットにしたい。
Zeiss Otus レンズ
カールツァイスが惜しみなくその技術力を注いだ、描写力の一点のみを追求したのがOtusシリーズ。
解像性能、描写力は圧巻の一言ですが、お値段もそれに相応しいものになっています。
現在生産されているOtusレンズは4本。どれもいずれは手にしたい、至高の一本に仕上がっています。
- Otus 1.4/28
- Otus 1.4/55
- Otus 1.4/85
- Otus 1.4/100
Otusシリーズの作例記事はこちら
全部欲しいOtusだけど、一度85mmを手にした身としては標準域も使ってみたい気持ちある。
新しく出た100mmとか50万するけど一度は触れてみたいですよね。
SONY Eマウント用のカールツァイスレンズ
フルサイズミラーレスの時代に突入して、新たに設計された新シリーズのツァイス製レンズ。
Batisシリーズ、Loxiaシリーズの2ラインナップが展開されています。
現時点で販売されているのはSONY Eマウント用のみ。これからRFマウントやZマウントのレンズが出てくるのかが気になるところ。
Zeiss Batis レンズ
ツァイス製レンズにして、唯一オートフォーカス機能を搭載しているのがこのBatisシリーズ。
現在生産されているBatisレンズは全部で5本。機能と描写力のバランスを兼ね備えた、扱いやすいツァイスレンズです。
- Batis 2.8/18
- Batis 2/25
- Batis 2/40 CF
- Batis 1.8/85
- Batis 2.8/135
どれもツァイスらしい色乗りのレンズだと思いますが、この中で僕が選ぶなら2/40 CFと2.8/135の2本。
CloseFocusの(寄れる)40mmと、最高の135mm中望遠。いいなぁほしい。
Zeiss Loxia レンズ
同じミラーレス用のツァイスレンズながら、オートフォーカスを搭載しないマニュアルフォーカスレンズがLoxiaシリーズ。
MFレンズという一般的に馴染みの薄いレンズである事からあまり注目されないレンズですが、どのレンズも悶えるほどに良い写りを魅せてくれます。
陽の目を見る事が少ないLoxiaシリーズですが、意外にも5本のレンズがラインナップ。
- Loxia 2.8/21
- Loxia 2.4/25
- Loxia 2/35
- Loxia 2/50
- Loxia 2.4/85
Loxiaシリーズはどのレンズもコンパクトに収まっている事も特徴の一つ。
描写力と携行性、どちらも捨てられない人にはぜひ選んで欲しい一本です。
Eマウントを使っていた頃、いつも作例を見ては唸るほど欲しがっていたのがこの2本のレンズ。特に2/35はコンパクトにも関わらず艶のある色のりでしばらくずっと眺めていた記憶があります。
SONY Eマウント(APS-C) / FUJIFILM Xマウント用のカールツァイス製レンズ
フルサイズ対応レンズが大半ではあるのですが、APS-Cセンサー向けに専用設計されたレンズとしてTouitシリーズを生産しています。
早い段階でミラーレスに力を入れていたSONY EマウントとFUJIFILMのXマウント用のみ。
Zeiss Touit レンズ
唯一のAPS-Cセンサー向けに生産されているのがこのTouitシリーズ。本数は少ないですが、どれも一度は触れてみたいレンズばかり。
EマウントであればLoxiaやBatisもありますし、特にXマウントユーザーでツァイスが好きな人には垂涎のレンズでは無いでしょうか。
- Touit 2.8/12
- Touit 1.8/32
- Touit 2.8/50M
35mm判フルサイズ換算で18mm, 50mm 75mマクロと、表現の幅を十分に持たせる3本のレンズ。どれを買っても後悔しないでしょうし、この3本を全て揃えればある程度のシーンでは対応できそうな気がするくらいにはバランスの良いラインナップ。
3本しか出てないし全部まとめて買えばいい。
Leica Mマウント用のカールツァイス製レンズ
一眼レフでもミラーレスでもなく、レンジファインダー向けとしてLeica Mマウント用のカールツァイス製レンズも生産されています。
Zeiss ZM レンズ
レンジファインダーといえばLeica Mマウント。ZMレンズは
ZMレンズは全部で11本。レンジファインダーに合わせた、コンパクトで写りの良いレンズばかりです。(そして高い)
- Distagon T* 2.8/15 ZM
- Biogon T* 2.8/21 ZM
- Biogon T* 2.8/25 ZM
- Biogon T* 2.8/28 ZM
- Distagon T* 1.4/35 ZM
- Biogon T* 2/35 ZM
- C Biogon T* 2.8/35 ZM
- C Sonnar T* 1.5/50 ZM
- Planar T* 2/50 ZM
- Tele-Tessar T* 4/85 ZM
Mマウントを持っていなくても、マウントアダプター経由でミラーレス一眼に装着される事もできるので、それなりに見かける機会もあると思います。
いつかはLeica Mマウントとともに購入したいレンズたち。特にクラシックな光学設計をそのままに受け継いだC biogon, C sonnarあたりは気になる。
僕自身も購入してミラーレスと使っていた「Distagon T* 1.4/35」は本当に名玉。紛れもなく名玉。
ZMシリーズの作例記事はこちら
M型ライカ買ったら絶対これ揃えるんだって思ってるセット。これだけあれば生きていけそう。
中古で購入できるカールツァイス製レンズ
既に生産は終了していますが、中古市場にも根強く人気を誇るカールツァイス製のレンズが多く存在します。
あまりに多すぎて全てを紹介する事は叶わないのですが、中でも特に僕が個人的に気になっているレンズ群をまとめて紹介
これらのレンズはオークションサービスやフリマアプリ、中古のカメラショップなどから購入可能。
Y/Cマウント向けカールツァイス製レンズ
コシナ以前にレンズの供給先とされていたのがヤシカ・京セラのヤシカ・コンタックス。
その中でも今もっとも入手しやすいのがヤシカコンタックスマウント(ヤシコンマウント、Y/Cマウントとも)ではないでしょうか。
現代では新品を購入することはできませんが、名玉揃いでどれもこれも素晴らしいレンズです。
Planar T* 1.4/50
オールドレンズの中でも圧倒的な人気を誇る、ヤシコンプラナーの50mm。
持ってる人も多いけど、それも頷けるほどよい写りを見せてくれます。
僕もずっと欲しいって言ってるレンズのひとつ。
Planar T* 1.4/85
同じくヤシコンプラナーの85mm。標準域と比べると使い勝手の問題なのか利用者は少ない印象ですが、写りに関しては圧倒的な人気を誇る印象。
中望遠好きの僕なので50mmより先にこっちを買ってしまう気もする。
その他のCONTAX Zeiss レンズ
今(オールドレンズとして)有名なのは上記の2本ですが、そのほかにも多くのヤシカコンタックスマウントのカールツァイス製レンズが存在します。
- CONTAX Distagon T* 3.5/15
- CONTAX F-Distagon 2.8/16
- CONTAX Distagon 4/18
- CONTAX Distagon 2.8/25
- CONTAX Distagon 2.8/28
- CONTAX Distagon 1.4/35
- CONTAX Distagon 2.8/35
- CONTAX Planar T* 1.7/50
- CONTAX Planar T* 1.2/55
- CONTAX Makro-Planar 2.8/60
- CONTAX Planar 1.2/85
- CONTAX Planar 2/100
- CONTAX Makro-Planar 2.8/100
- CONTAX Sonnar 2.8/135
- CONTAX Sonnar 2.8/180
- CONTAX Apo-Sonnar 2/200
- CONTAX Tele-Tessar 4/300
- CONTAX Vario-Sonnar 3.5-4.5/28-70
ざっと見るだけでこんな感じ(今調べた)
入手製はさておいて、F-Distagonとかめちゃくちゃ欲しく無いですか。16mmの魚眼レンズなんてツァイスが出してたの今知りました。非常に興味深い。
ちょっとWikipediaを覗くと尋常じゃない数のレンズが並んでました。気になる方はこちらも必見。
CONTAX 645マウント向けカールツァイス製レンズ
CONTAX 645という中判カメラ用に作られたカールツァイス製レンズも存在します。中判用なのでもちろんサイズは大きめですが、アダプター経由でフルサイズミラーレスやAPS-Cミラーレスなどでの利用も可能な一本。
ほぼ全てのレンズでオートフォーカス機能がついているという、なんとも贅沢なコンタックスツァイス。
Apo-Makro-Planar 4/120
なんといっても押さえておきたい一本がこれ。
オートフォーカスを搭載するCONTAX 645レンズ群の中で、唯一マニュアルフォーカス専用レンズとなるのがマクロプラナー。アポ・マクロプラナー。
大好きなマクロプラナーを、アポクロマートレンズで。なんという贅の極み。
装着する為のアダプターがお高いのがこれまた苦しいけど、いつかは手に入れたい最高のレンズのひとつ。
その他のCONTAX 645マウント向けカールツァイスレンズ
- Distagon 3.5/35
- Distagon 2.8/45
- Distagon 3.5/55
- Planar 2/80
- Sonnar 2.8/140
- Sonnar 4/210
- Tele-Apo-Tessar 4/350
- Vario-Sonnar 3.5-4.5/45-90
ほかにも色々。Sonnar140とかDistagon45mmあたりは欲しくなる。と思いつつやっぱりPlanar2/80にも惹かれちゃう。
CONTAX Gシリーズ
CONTAX Gシリーズというレンズ交換式フィルムカメラ向けに作られたツァイスレンズ。専用設計のGマウントとなっています。
現代のミラーレスにアダプター経由で使うこともできるのですが、Gマウントレンズには絞りリングがありません。
絞り機能の付いたアダプターを使えばまぁなんとか使える感じなのですが、他のシリーズと比べて若干不人気なのも事実。
- Hologon 8/16
- Biogon 2.8/21
- Biogon 2.8/28
- Planar 2/35
- Planar 2/45
- Sonnar 2.8/90
- Vario-Sonnar 3.5-5.6/35-70
不人気といいつつ、描写はやっぱり素晴らしいんですよね。Planar 2/45なんかは描写力からも人気が高いレンズ。どれもこれもツァイスレンズとしてはそれなりに手の届きやすい価格なのも嬉しいシリーズ。ほしい。
CONTAX Tシリーズ
高級コンパクトフィルムにあたるCONTAX Tシリーズに搭載されるのもツァイスレンズ。あくまでコンパクトフィルムなので、レンズ交換式ではないフィルムカメラになります。
とは言え搭載されるレンズは紛れもないツァイスレンズ。欲しいに決まってるじゃないですかそんなの。
CONTAX T2
不朽の名機、CONTAX T2。ゾナータイプの38mmF2.8のレンズを搭載したコンパクトカメラ。
同様にゾナータイプの35mmF2.8、最短撮影距離を0.7mから0.35mまで短縮させたCONTAX T3ももちろん憧れるのだけれど、やっぱり最初に買うならT2を選んでしまうだろうな、と言うくらいには不朽の名機。
CONTAX TVS Ⅱ
CONTAX TVS、TVS Ⅲとあるようなのですが、個人的にもっとも気になるのはCONTAX TVS Ⅱ。
ズーム操作がレンズ周囲のリングで可能である事や、収納時のレンズバリアが内蔵されているなど、もっとも使い勝手が良さそうなTVSシリーズ。
その他のCONTAX Tシリーズ
- CONTAX T
- CONTAX Tix
- CONTAX T3
- CONTAX TVS
- CONTAX TVS Ⅲ
CONTAX以前のツァイスレンズ
中古で購入可能、となるとどこまでも遡れてしまうのが難点。
ハッセルブラッド用、ローライフレックス、M42マウント、また順次追記していこうかな、なんて思います。
とりあえずローライフレックスはいつか買わなきゃいけない気がしてる。
おいでよツァイス沼
どれもこれもツァイス。全部ツァイス。
今すぐみんなでツァイス沼に溺れませんか。全部ほしい。