こんにちは。しむ(@46sym)です。
突然ですが、コンデジが欲しくて仕方ありません。RICOH GR3が欲しくて仕方ありません。
2019年3月15日発売と、すでに半年以上経過しているのですが、今更欲しくて仕方がありません。
この溢れ出る気持ちを鎮める為にも記事に買いておくことにしました。
本当に良いカメラなのでちょっと一緒にGR3ほしくなりませんか?
※ 当記事内の写真は全てRICOH GR3の公式ページからお借りしたものです
僕のコンデジ遍歴
GR3の話をする前にちょっとだけ僕のコンデジ歴についてのお話を。
当ブログを以前から読んでいただいている方は既に知っている人も多いかと思いますが、少し前には一世代前のモデルにあたるGR2というカメラを欲しいと言っていました。
その翌日にはGR2を持ってお出かけしている僕がいました。
もっと言うとその前にはFUJIFILMのコンデジ、X100Fを所有していた事もあります。
1回目のX100F
2回目のX100F
3回目のX100F
都合3回X100Fを購入して、GR2も持っていたわけです。何やってるのって思うじゃないですか?僕もそう思いますよ。
今までに何度となくコンデジを買っては売り、売っては買い、もうコンデジには手を出さないと心に誓ったはず。
そんな僕が今またコンデジが欲しいんです。RICOHのGR3が欲しいんです。
なぜ今コンデジが欲しいのか
もともとGR2を持っている頃から、「GR3はいらない、GR2で十分」なんて言っていました。
あまりにいつもコンデジとの相性が悪く、最近はコンデジ熱は封印してミラーレスを2台持ち(+フィルムカメラ)なんていう体制で撮り歩く事がほとんど。
ではあったのですが、大きいカメラを複数台持つというのはなかなかめんどくさいんですよね。
持ち運びの時だけであれば我慢できるのですが、実際の撮影シーンでもカメラ同士をぶつけてしまう事が多くて、結構なストレスに繋がる事もありました。
それであれば大きいカメラは全力の一台に振り切って、サブカメラはコンデジをぶら下げるくらいでもいいのかもな、と思ったのがコンデジ熱再燃のきっかけ。
さあ、GR3の話をしようか。
RICOH GR3がほしい
そんなわけで今僕は無性にGR3がほしい。この上なく最強すぎて欲しくない理由が見つけられない。
GR3は小さいし薄い
抜群のサイズ感。
GR2でも十分にコンパクトでしたが、横長のデザインをキュッと縮めて、より収まりのよいスタイルのカメラに進化しました。
手のひらサイズ、って言われるとSONYのRX0シリーズには勝てないんだけど、撮影スタイルも考えたらこれ以上ないでしょってくらいのコンパクトサイズです。
しかもただ小さいだけじゃなくて薄い。うっすうす。GR2を持っていた時も感じましたが、これは本当に撮影体験が変わる。
いつでもポケットに忍ばせる事ができるし、持っている事を忘れるくらい軽いし。本当にもう無。
撮りたい時にいつでもそばにあるカメラ、という点で考えるとGRに勝るものはないですよ。いや、スマホには勝てないけど。
この画質で、このサイズ。GR3がほしい。
操作性の良さ
先代GR2がほしいと言った時にも書きましたが、右サイドに全てのボタンを寄せた、全ての操作を片手で行う事が出来るこの操作性は優秀そのもの。
グリップ部にあった上下ボタンやAEL,AFLボタンが廃止され、より洗練されたボタン配置となりました。
AFの時はシングルポイントを多用する僕にとってスティックがないのは心細かったんですけど、どうやらGR3からタッチパネルを搭載した様で。
あんまりタッチパネル自体は好きじゃないんですけど、タッチAFでカバーできるのであればスティックなしでも許せるかなと考えてたり。GRの場合、ボタンがごちゃごちゃするよりもスマートな撮影体験を優先していると言われるとなんとなく納得しちゃうからこわい。
GR3がほしい。
新設計のセンサーとレンズ
GR3になってセンサーも新しくなりました。前モデルと比べて約1.5倍の画素数となった、2424万画素CMOS APS-Cセンサー。しかもローパスフィルターレス。
APSであれば2424万は十分すぎるほどで、これ以上の画素数は画素ピッチ的に考えても無理に詰め込まなくていいんじゃないかなと思ってます。
高画素機ユーザーなんですけど、画素数は絶対的な指標じゃないので。写りが良ければなんでもよいです。
新しいセンサーに合わせてGR3に搭載するレンズも刷新。28mm、開放F値F2.8と、従来通りのスペックを維持したレンズです。
イメージセンサーとレンズを同時に刷新するという事は、それぞれに最適化されたシステム担っているという事。これはレンズを交換できない、レンズ一体型カメラにはすごく大切な事で、より緻密なチューニングをされたカメラという事ですよね。
そんな開発者の思いが詰め込まれたGR3がほしくないわけない。
手ぶれ補正とローパスセレクター
個人的にはあまり想定していなかったし、それほど魅力に感じる事もなかったのですが、GR3から4段分の3軸手ぶれ補正を搭載。
「手ぶれ補正なんて画質に影響出るし要らないぜ」ってずっと強がっていたのですが、実はかなり恩恵に預かっているのは間違い無いんですよね。
夜間のおでかけや、屋内で手持ち撮影するときなんてシャッタースピードが十分に稼げない事も多くあります。
手ぶれ補正が搭載されたミラーレスを当たり前の様に使っているから気づきにくいけど、あって損する事はない機能。
「レンズ内手ぶれ補正」が画質に影響があると未だに思っているのでなくていいんですけど、ボディ内手ぶれ補正であれば喜んで迎え入れたい姿勢
さらにこの機能を利用したローパスセレクター(擬似ローパスフィルター)も合わせて搭載。
イメージセンサーはローパスフィルターレスであるものの、撮影時にあえてセンサーを微動させる事によって、ローパスフィルターと同じ機能を実現するとか。
もちろんその分解像感は落ちるので、ベースはローパスレスで、偽色やモアレが気になる被写体の場合はローパスセレクターをONにするという撮影フローで状況に応じた撮影ができるというもの。
あんまり使う機会がなさそうではあるけど、こういう「できる事は全部やりました」って感じ嫌いじゃない。
GR3の高感度耐性
画像処理エンジンやプロセッサーも刷新した事で高感度耐性も高まったとか。上の写真はISO2000での撮影写真らしいのですが、WEB上で見る限りめちゃくちゃ優秀。ノイズどこ。
ISOは最低感度こそ至高と思っている派なのですが、これだけ写りがいいならISOあげて無茶してもいいかなって思ってしまうのが本音。
こちらもISO2000で撮影された写真。ノイズがゼロかって言われるとそんな事はもちろんないんですけど、すごく丁寧に処理されている印象で、写真そのもののイメージを傷つける事がないクオリティに仕上がってますよね。
手ぶれ補正もあって、これだけノイズ処理も優秀なのであれば、撮影シーンもグッと広がるし実用的だと思うんですよ。
ほしい。
GR3の豊富なイメージコントロール
撮影時のプリセット、FUJIFILMユーザーにはフィルムシミュレーションの名前で馴染みのあるイメージコントロールですが、GRシリーズのそれも根強い人気を誇ります。
特に人気なのは「ハイコントラスト白黒」「ポジフィルム調」「ブリーチバイパス(銀残し)」あたりでしょうか。
どれも印象的な写真を簡単に作ってくれる、よいプリセットだと思います。ブリーチバイパスは僕も大好きでよく使っていました(GR2で)
つい先日、ファームアップで搭載された「クロスプロセス」も必見。
GR2では標準で入っていたイメージコントロールのひとつなのですが、GR3では削除されていました。
ファームアップで復活したこのクロスプロセス、僕は最高に好きだったんですよね。
もともとクロスプロセスというのは「ネガフィルムをポジフィルムの現像液で現像する(またはその逆)」という意味らしいのですが、何もしなくても趣のある、インパクトの強い絵に仕上がるこのイメージコントロールが好きでした。
おかえり、クロスプロセス。はやくいらっしゃい、GR3。
GR3のクロップ機能
GR3は(というかGRシリーズ全般ですが)28mmの単焦点レンズを搭載したコンパクトデジタルカメラ。伝統の28mmです。
スマホでもよく使われる焦点距離で、扱いやすい画角である事は間違い無いのですが、ズームができない分やっぱり不便である事は否めません。
その代わりに搭載されているのがデジタルクロップ機能。モードを切り替える事でオリジナルの28mmの他に35mm、50mmの画角で撮影する事ができます。
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光学ズームではなくクロップされるので、それぞれ
- 35mm(約1500万画素)
- 50mm(約700万画素)
のサイズになります。それでもWEBやスマホで見るには十分な画質
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実際画素数はそれほど重要じゃなくて、センサーサイズ、レンズの光学性能の方が画質に大きな影響を与えます。
700万画素もあるなら必要十分。最高。
GR3の表現の幅を広げる、ワイドコンバージョンレンズ
上で「28mm, 35mm ,50mmと3つの焦点距離を使える」と書きましたが、さらに可能性を広げてくれるのがこのワイドコンバージョンレンズ。
かなり大きな外観になってはしまいますが、この外付けレンズを装着する事で35mm判フルサイズ換算で21mmの焦点距離で撮影する事ができます。
純正なので光学設計的にも問題なくGR画質を楽しめる21mm。よいですよね。
ちなみにフルサイズで20mm前後の焦点距離というと、SIGMAの20mm Art F1.4あたり?性能も全然違うのですが、10万円くらいします
APS-C用だとFUJIFILMのXF14mmF2.8 Rがだいたい85000円
もちろんお値段の分性能がよかったりするのかもしれませんが、このワイドコンバージョンレンズのお値段は20000円。
レンズ装着用のアダプターリングを購入しても2.5万円ほどで手に入る換算21mm。
GR3と一緒にこのレンズを持ち歩けば、21mm〜50mmがカバーできちゃうんですよ。いいよね。
大きいカメラに中望遠を付けている事が多い僕としては、広角域が広がるのは本当に夢が広がるアクセサリー。ほしい。
GR3と繋がる豊富なアクセサリー
さすがに人気のコンデジだけあって、周辺機器も豊富に揃ってます。
外部ファインダーもいいなと思ったのですが、どうもこれは昔のGR digitalシリーズからある光学ファインダーでアスペクト比も4:3になっているとか。
現代のGRのイメージセンサーは3:2のアスペクト比なので「なんとなくフレームを意識して撮る」以上の使い道はできなそうなんですよね。
リングキャップやシューカバーだけでなく、ケーブルスイッチやACアダプターまであるなんて、コンデジにどこまで頑張らせる気なのか不安になる力のいれよう。
全部まとめてほしい。
コンデジがほしい。RICOHのGR3がほしい
他にもNDフィルターが内臓されていたり、最短6cmまで寄れるマクロモードを搭載していたり軌道が早かったりフルプレスシャッターが効いたりとかほしい理由はたくさんある気がするのですが、そんなものはもう全部後付け。ほしいんですよGR3。
どうにかして買えないかなぁなんてちょっと検討しつつもう今すぐ買ってもおかしくないくらい欲しい。
みんな、一緒にGR3買おう?