【外観レビュー】FUJIFILM X100F ブラック 所有欲を満足させる、最高品質の高級コンデジ。

どうもこんにちは。しむ(@46sym)です。

この度、妻が使う為のカメラとして(そして僕の最高峰のサブカメラとして)FUJIFILMの高級コンデジ X100Fを買い戻しました。

そう、以前にもこのカメラ、買っていたんですよね。

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α7RIIIの購入時にひっそりと下取売却してしまったのですが、再購入。

妻も最後までD750と悩んでいましたが、僕のD850と妻のX100Fをお互いに貸し合う事でフレキシブルに使っていくと言う結論に至りました。

 

先日のK&F Conceptの三脚レビューでもお世話になったこのカメラ。実力十分の本格派です。

今回は外観編のレビューとして、スペックとデザイン中心にレビュー。

最高峰のデザインを詰め込んだFUJIFILM X100F。見ていってください。

 

目次

FUJIFILM X100F コンパクトなボディに、最高峰の性能を。

とにかくかっこよいX100F。頑張って撮りました。誰かストロボください。

 

APS-Cの限界を超えるAPS-C。X-Trans CMOS III

FUJIFILMのデジタルカメラは主にAPS-Cセンサー。APS-Cセンサーの為に新設計されて生まれたXシリーズは、フルサイズセンサーのミラーレスや一眼レフと比べても見劣りしない部分も多々あります。

特にX-Trans CMOSは一般的なベイヤー配列ではなく独自配列を利用している為、偽色の抑制や豊かな階調表現にも繋がるとか。

専門家ではないので詳しい事は分からないけど、FUJIFILMのカメラで最も優れているのはその色。その中核を担うのがこのX-Trans CMOS IIIセンサーな訳です。

僕は高画素フルサイズでセンサーマウンティングするタイプですが、センサーサイズだけでは語れない魅力を持ったカメラだと思います。

 

完成されたダイヤル群

クラシカルなデザインのカメラに載せられたのは、非常に使い勝手の良いダイヤル群。

ISO感度ダイアル、シャッタースピードダイヤル、露出補正ダイヤルがカメラの天面に位置する部分に搭載されています。

絞り環はレンズ側についているので、撮影で利用する主な設定は、全て物理ダイヤルで操作が可能。

これはX100FだけでなくFUJIFILMのカメラの多くに採用されていますが、液晶画面を見ることなく直感的に操作できるダイヤル群は、クラシカルデザインのカメラとしてひとつの完成形。

 

使いやすいジョイスティック

このスティック。使うまでは正直ナメてました。

シングルポイントAFの場合、フォーカスポイントの移動に使う機会が非常に多いこのスティック。

最近ではSONYのαシリーズにも搭載されていますが、個人的にはSONYのそれより操作しやすいです。

 

光学性能にも妥協しない、換算35mm単焦点の固定式レンズ

X100Fはレンズ固定式。23mmF2という、フルサイズ換算で約35mmのレンズです。

レンズ交換式カメラ用の単焦点レンズに多い開放F値1.4や1.8にはスペック上劣る様に見えますが、開放撮影時のトロけぐあいは圧巻。

それでいてF5.6ほどまで絞るとシャキッと解像するレンズです。

レンズ固定式カメラのデメリットは、(焦点距離的な意味で)表現の幅が狭くなる事。

だからこそ、搭載するレンズに妥協はしない。そんなメーカーの想いが見えるレンズです。

 

OVFでもEVFでもない、ERFファインダー

OVFと言うのは光学ファインダー、一眼レフによく搭載されているもの。レンズから取り込んだ光をガラスとミラーで反射させた、素通しのファインダー。

EVFと言うのは電子ビューファインダー。受光した被写体を映像として処理し、ファインダー内の小型液晶に写し出したもの。

OVFの方が実物の状態を遅延なく確認することができるし、EVFなら設定値がファインダー内の映像に反映される(シャッターを切る前に実際に撮れる写真が分かる)し。どちらが優れているとかではなく、どちらもそれぞれのメリットを持っています。

そんな前置きを置いた上で、このX100Fのファインダー、すごいんです。

なんとX100FはOVFとEVFを両方搭載。レバーを向かって右側に倒す事で、OVFとEVFを切り替えることが出来るんです。アドバンスト・ハイブリッドビューファインダーって言います。

それだけでも十分に魅力的なのですが、さらに驚きなのがERFと言うもの。レバーを向かって左に倒すと起動します。

エレクトロニックレンジファインダーの略称なのですが、光学ファインダー(OVF)の中に電子情報を表示する事が出来るんです。

完全にOVFとEVFのいいとこ取り。

レンジファインダースタイルのクラシカルな外観に、最先端技術。

実用レベルかと言われるとあまりそんな事もないんですが、こう言った新しい技術にどんどん挑戦していけるのはメーカーとしての地力でもあるな、と。

ずっと追いかけていきたいメーカーのひとつになり得る魅力です。

 

FUJIFILM X100F。最高にかっこいいX100F。

前回、X100Fを購入した時、あまり利用頻度は高くありませんでした。

それが故に売却を決意してしまったのですが、結局再購入することに。

改めて触ってみて、非常に良いカメラだと思います。

  • スナップカメラとしては最高に優秀
  • 風景写真だって全然いける
  • 新フィルムシミュレーション「ETERNA(エテルナ)」も今後のアップデートで対応される(はず)

スナップカメラをメイン機にする為にX-Pro2を購入して失敗しましたが、サブカメラ(と言うか妻のカメラ)ならスナップも気軽に挑戦する事が出来ます。

D850とD750という無駄にハイスペックな夫婦にも憧れましたが、これはこれで良い選択。FUJIFILM X100Fは本当に持っていて心地よいカメラ。

スナップが好きな人なら間違いなく後悔しないカメラ。X100F、おすすめです。

 

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この記事を書いた人

千葉県内で写真を撮りながらブログを運営してます。
スナップ、風景、ポートレート、ブツ撮りなど、ジャンル問わず幅広く撮影中。
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