「SIGMA dp3 Quattro」という唯一無二のカメラを選んだ理由(撮って出し作例あり)

こんにちは。しむ(@46sym)です  

2022年始のタイミングでまた新しいカメラを購入してしまいました。選んだのはSIGMAのdp3 Quattro。

「 家の中やちょっとした外出でも気軽に撮れるカメラがほしい !」という気持ちからカメラを探し始め、最終的に選んだのは「クセの強い中望遠のカメラ」。なぜこうなった。

「全てのカメラは等しく尊い」の精神を持つ僕からするとどのカメラもそれぞれ良いところがあって困ってしまったのですが、結果的には最高に満足できるものを選ぶことができたと思います。

あまりにも当初の想定とは異なるカメラへシフトしてしまった為、なぜ僕がSIGMA dp3 Quattroを選んだのか残しておくことにしました。

目次

SIGMA dp3 Quattroを選んだ理由

Foveonだ!

なんと言ってもFoveon。2015年発売、7年前のカメラ。だけど最新のFoveon。

既にsd Quattroシリーズは生産終了、dp Quattroシリーズも生産終了になっていて在庫限りの店舗が増えてきている現状。フルサイズのFoveonセンサー搭載カメラの開発も白紙になったし、もしかしたらこの先新品でFoveonセンサー搭載カメラを買えるチャンスはしばらく来ないのかもしれない。

胸を張って言える現行最新モデルのFoveon搭載カメラ。これ以上の理由は要らない。

Foveonセンサーって何よ?って人はまず下の記事読んでみて。

https://kotoba-box.com/digital-camera-sensor-type

中望遠のFoveonだ!

SIGMAのdp Quattroシリーズには標準域のdp2 Quattroというカメラもあるんですよね。こちらは換算45mm。

まさに求めていた画角なのでdp2買うんでしょって思うじゃないですか。実際僕もdp2買おうとしてたんですよ。年末に。

よく行くお店に数年売れ残ってた「dp2x」(だいぶ古いFoveon搭載コンデジ)を年末に買いに行ったら売り切れてて、その時に仕方なく代わりに買ったレンズがNikkor 55mmF1.2だったんですよね。だいぶ大当たりだったのでそれはいいんですけど。

ちょっと話はそれたんですけど、まぁそれくらいにはdp2を買うつもりではいたんです。

でもね、ここ数年マクロプラナー(100mm)に始まり、Otus85、Milvus135、135GM、GF110mmなど、僕のメインレンズはずっと85-135mm。たしかに標準域は欲しいんだけどいきなりこんなクセの強いカメラでなれない焦点域とか使いこなせなかった時に泣くじゃん。高感度いけるって言っても外のカメラと比べたら全然だし、少しでも自分が使いこなせそうな方取りたいじゃん。安定って大切じゃん。

しかも中望遠って言っても換算75mmなので普段の僕からしたらちょっと広いレンズなので家の中でも使えないことないでしょって思ってる。

あと僕がひたすら作例を眺めまくった限り、画角的にも雰囲気もdp3 Quattroの方がピンとくる作例が多かった。これは感覚的なものなので特にこれ以上ないんだけど、好きな写真撮ってる人が多いカメラ選びたいよね。

高感度もいけるFoveonだ!!!(旧Foveon比)

Foveonセンサーで常々言われているのが高感度耐性について。

センサーの特性上仕方ないっちゃ仕方ないんだけど、基本ISO100固定。今ここで限界を超える時にはISO200までは耐えられます。それ以上にするとノイズが大変残念な事になってしまう。というのが以前までのFoveon。

ただ現行最新(7年前)のセンサーになって、いろんな検証とか作例を調べる限りではなんとかISO400くらいなら使えそうな感じに進化してる。ぶっちゃけ僕の使い方ならISO800くらいいけそうな気がしなくもない。

という訳で(Foveonにしては)意外と高感度もいけるっぽい。アリ。

今ならFoveonも使えそう

実は以前もFoveonセンサー搭載のカメラを持っていた事があります。

https://kotoba-box.com/sigma-dp2-merrill-foveon

3年半ほど前にdp2 Merrillというカメラを購入していました。今回のQuattroシリーズの一世代前にあたるカメラ。上の記事を今見返すと恥ずかしくて非公開にしたくなる様な写真ばかりなんだけど、当時はまぁ感動していたわけです。

といってもあの頃はなんかカメラに踊らされていたというか、評判のカメラは全て欲しかったというか。使い込んでちゃんと自分の糧にしたかっていうと全然そんな事ないんですよね。

今なら当時よりカメラに対する理解も深まったし、あの頃よりはマシな写真も撮れるようになったし、もうちょっとちゃんとFoveonと向き合えるんじゃないかと思ったりするわけです。これでダメだったら泣ける。

唯一の懸念はSPP

dpシリーズの写真をRAW現像するには、LightroomではなくSIGMA Photo Pro(SPP)というメーカー独自の現像ソフトを使う必要があります。

いや、厳密に言えばRAWがDNGにも対応したのでそちらを選べば問題はないのですが、「JPGと同時撮影できない」だとか「X3Fは14bit RAWだけどDNGは12bit RAW」だとか色々不都合があって、やるならSPPでの現像一択になりそうな感じ。

上にも書いたとおりで以前dp2 Merrillを持っていたので当時SPPも利用してみたのですが、すごく扱いが難しかったんですよね…

とは言えこの前久しぶりにSPPをダウンロードして以前のRAWファイルを触ってみたらSPPでも割と好みに現像することが出来たので、なんとかまぁいけそうな気はする…最悪妥協したらDNG保存する…

SIGMA dp3 Quattro 撮って出しの作例

カラーモードは最初こそティールアンドオレンジを使っていましたが、僕の好みに合うのはニュートラルみたいです。

基本的に後からRAW現像前提での撮影なので現地でゴリゴリに調整したりはしないスタイルなのですが、これがまぁ素晴らしくよく写る。

まだSPPをちゃんと触れていないのもありますが、まずは撮って出しJPGを置いておきます。

百聞は一見に如かず。ぜひFoveonの素晴らしさをその目で堪能してほしい。

ほら、何も言うことはないと思いませんか。

少しでも感じるものがあった人はぜひ、一度手に取ってください。

本当に唯一無二。素晴らしいカメラだと思います。

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この記事を書いた人

千葉県内で写真を撮りながらブログを運営してます。
スナップ、風景、ポートレート、ブツ撮りなど、ジャンル問わず幅広く撮影中。
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