こんにちは。しむです。
最近すっかりFUJIFILMに心酔している事もあり、危うく存在も忘れかけていたSONY α7III。
今回ふと思い出した様にαシリーズを振り返る機会があり、むくむくと興味が湧いてしまいました。
先日、FUJIFILMからα7RIIIに乗り換えた友人がいて。
すごく好きな写真をとるNikon D750ユーザーが友人はα7IIIに乗り換えて。
あれ、そんなにα7IIIってよかったっけ?と改めて色々と眺めてみました。
薄々気づいていたけど、すごく良い。なるほど良い。
※今回貼っている画像は全てSONYの公式サイトからお借りしたものです。
妻がα7IIを欲しがってる
ちょうど僕が以前通ってきた道を辿る様に、妻がフルサイズに目覚めそうなんです。
事の発端はX100Fがズームできないところから始まったんですけど。
関連 X-Pro2とXF16-55mmF2.8 R LM WRを妻に貸したら全X100Fが泣いた
僕としては沼に落ちて来ていただけるのは大賛成なので、先日実機を触った結果、気になるのはα7IIとのこと。
最初に嫁のカメラを買うときも一度候補に入ったカメラなのですが、最初のカメラって大体そう言うもんですよね。
欲しいものを一発で手に入れるのは難しい。欲しいものが分かってないんだもの。
それならα7IIIが良いのでは
α7IIなら僕もオールドレンズ用に借りれるし悪くないなぁなんてのんきに構えてたのですが、思い返してみるとα7IIシリーズには不満も多くあった。
α7RIIに多くの不満がたまり、最終的にα7RIIIに移行を決めた事があるのですが、α7RIIIは僕が歴代で持っていたカメラの中でも非常に満足度の高い製品でした。
高画素機ならではの精細な画質を除いても、改善された操作性は手に馴染む相棒として最高でした。今はFUJIFILMが最高なんだけど、あのカメラもワクワクさせてくれたなぁなんて時々思い出す。
たぶんα7IIを買っても妻も不満が出てくるだろうし、何より僕自身がほしい。α7IIIほしい。
α7RIIで持っていた不満
いくつか不満はあったんだけど、操作の点で気になっていたのは大きく2つ。
AF-ONボタンがない
以前も書いた事があるんだけど、α7IIシリーズにはAF-ONボタンがなかったの。親指AF専用ボタン。
カスタムボタンを駆使する事で親指AFには対応できたんだけど、やっぱり操作性に難があるんですよ。ボタンもなんかヘニョっとしてるし。
指の位置もしっくりこないし、ハイエンドモデルのα7RIIにも親指AFボタンがないとかちょっと信じがたい。
フォーカスポイントの移動がめんどくさい
シングルポイントフォーカスを選択すると、画面上にフォーカスポイントが出るじゃないですか。四角いちっこいやつ。
あれを自分がAFでピント合わせたいところに移動させるのがシングルポイントフォーカスなんだけど、自在に動かす事で「好きな位置に」「簡単に」ピント位置を合わせる事ができるんですね。
それがメッッチャ大変なの。
- カスタムキーを押してフォーカスポイント移動モードに入ります。
- リアダイヤルで上下、フロントダイヤルで左右に動かします。
- カスタムキーを押してフォーカスポイント移動モードを終了します。
- シャッターを切ります。
という工程を踏む必要があるという。
ファームアップで最後のカスタムキーはいらなくなったとか、背面のダイヤルキークリックでも移動できる様になったらしいけど、まぁめんどくさいわけ。
特にFUJIFILMに触れてスティックでのフォーカスポイント移動を知った今となっては、スティックがない生活なんてありえないわけ。
この前久しぶりに家電量販店で触って思ったんだけど、めっちゃくちゃめんどくさいよね。
めんどくさすぎてAFの時はゾーンAFかMFだったことを思い出した。そりゃ楽しくないわけだ。
α7IIIの魅力的なところ
いっぱいあるので余すところありまくりだけど、気になるところをピックアップ!
スティックが付いた!!
マルチセレクターと言う名前のスティックが生えてきました。もちろんこれでフォーカスポイントの移動ができます。
α7RIIIにもこのスティックが生えてて、個人的にはFUJIFILMのそれの方が操作性は良いんだけど、あるのとないのじゃ段違い。いやもう世界が違う。
スティックは正義。これがないカメラはもう使えないと思う。
AF-ONボタンが付いた…!!
ついに親指AFボタンもつきました。これもα7RIIIから付いてる。
親指AFってほんと大切じゃない?わざわざシャッターボタン半押しでそーっと構える必要もないわけだし、シャッターチャンスに集中できるじゃん?
AFボタンも大正義。これがないカメラとは一緒に暮らせない。X-Pro2のAFボタンむちゃくちゃ使いづらい位置にあるけど。
AFセンサーがすごい
なんと撮像領域の93%をカバーするAF測距点。位相差で693点、コントラストAFでも425点と凄まじいとしか言いようがない。
さらにAF速度もα7II比で2倍、AF-Cの動体追従性能もα7II比で2倍。
素晴らしいの一言しかない。
センサーも新開発
フルサイズの裏面照射型センサー「Exmor R(エクスモア アール)」も新世代のものに刷新。
有効画素数は2420万画素ながら画像処理エンジンも「BIONZ X(ビオンズ エックス)」という新世代のものを搭載しているため、データ読出し速度、処理速度ともに向上。
ファインダーも良い
有機ELファインダー「XGA OLED Tru-Finder(トゥルーファインダー)」は236万画素とα7RIIIやα9には及ばないものの、実機で確認するかぎりは視認性のよい鮮やかなファインダーを搭載してました。
ファインダー倍率も0.78倍と広く、グッとくる。
最近のαのEVFはほんときれいなので撮ってて楽しくなるのは間違いない。
ついにサードパーティから大三元レンズが
SONYのαシリーズにおける最大の弱点は「レンズが高い」と言う一点に尽きると思ってます。
フルサイズであるがゆえに必然的にレンズの価格はあがり、さらに発展途上の為に純正レンズがほとんどを占める状態。
もちろん性能はお墨付きなのですが、なかなか簡単に手が出る領域ではなかったんですよね。
それがついにTAMRONから28-75mmF2.8という開放F値2.8通しの大三元ズームの一角、標準域のズームレンズが発表されました。
5月24日の発売予定で、すでに予約段階から供給遅れが発表されるほどの人気レンズ。
これからαのEマウントレンズ市場にSIGMAもガンガン入ってくるので、少しリーズナブルに撮影が楽しめるようになってくるはず。
結論:α7III すっっっっごくよい
5段分の光学式5軸手ぶれ補正も搭載してるし、チルト液晶も付いてる。
個人的な感想としてはα7RIIIとα9をくっつけて、尖った性能を削ぎ落とした様なオールマイティなカメラ。
僕にはFUJIFILM X-Pro2とXF16-55mmF2.8という最高の相棒がいるのでそこまで物欲は出てこないんだけど、α7IIを今から買うくらいならα7IIIを買うべき。
ぜひ嫁カメラにほしい。でもこれ高いんだよなぁ。ううん。
追記:買いました。良いカメラです。
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