こんにちは。しむ(@46sym)です。
ついこの前、スーパーお高い高級コンデジが欲しいんだけどって話を書きました。
今でも欲しい気持ちに変わりはないのですが、ちょっとその話は置いておいて。
今日はエントリーモデルのミラーレスについてまとめました。
ただ記事のネタの為にまとめたとかではなくて、自分が購入する気マンマンです。
「今の自分が」と言うよりも「カメラを始める前の自分に、本気でおすすめできるカメラ」を選びました。
実際に実機を触って試写して、候補に上がったエントリーモデルのミラーレス一眼をまず最初に紹介しておきます。
[chat face=”46sym_icon.jpg” name=”しむ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]エントリーモデルの定義が分からないので、10万円前後くらいまでのミラーレス一眼でまとめました[/chat]
オリンパスのエントリーモデルおすすめミラーレス一眼
OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II 12-40mm F2.8 レンズキット
これを見た時軽く衝撃を受けました。
だってこれ、F2.8通しのレンズですよ。大三元の一角を担うレンズじゃないですか。
ボディ自体は3年前に出たものなので最新世代の機能などは付いていないけど、この金額でそこまでいけるのかと。
最上位モデルの「OM-D E-M1 Mark II」というモデルがあり、そちらは性能もハイエンドモデルに相応しく、その上グリップも大きく安定しているのですが、それはもうハイエンドらしいお値段になってきます。
逆にもう1ランク廉価版となるエントリーモデルに「OM-D E-M10 Mark III」というのもあるのですが、こちらだと今度は
- グリップが小さくて持ちにくい
- 全体的に作りがチープになる
- ダブルズームキットになるので描写力も落ちる(焦点距離は伸びる)
というデメリットがあります。
本来であれば初心者にはダブルズームキット推しなんですけど、E-M5に付いてくるレンズなら単焦点並みの描写も期待できるので断然こちらがオススメです。
OLYMPUS PEN-F 12mm F2.0レンズキット
男性も女性も、ユニセックスに使えるレトロデザインがおしゃれなカメラ。
ただ、少しお値段が高い事とキットレンズが12mm(換算24mm)の単焦点とクセがある事から、エントリーモデルとは言い難い気がします。
個人的にはずっとサブカメラに欲しくて眺めてるのでここで紹介しましたが、デザインに惚れた!何が何でも使い抜く!くらいの意気込みがないと最初の一台で使うにはだいぶツラいかもしれません。
女性なら「OLYMPUS PEN E-PL9 EZダブルズームキット」も
ザ・女性向けカメラと言ったものが欲しいのであればコレ。
最近では女性でもカメラカメラしいカメラを欲しい人も増えていると思うのですが、やっぱり小さくて可愛らしいカメラを使いたい!と言う人はコレになるかと思います。
背面液晶が180度回転するので自撮りも出来るし、Bluetoothでカメラを鞄にしまっていても、スマホからカメラにアクセスして写真を転送できる。
「ファインダーがない事」「デザインが可愛らしすぎる事」もあって僕は今回スルーしました。小さすぎて男の人の手には収まりも悪そうなので、男性が持つにはちょっと厳しいかもしれません。
ただ、女性のニーズを考えた優秀なカメラだとは思います。
パナソニックのエントリーモデルおすすめミラーレス一眼
LUMIX GX7mk3 (DC-GX7MK3)標準ズームレンズキット
これ。ほんとLUMIXならこれ一択。なんせカッコいい。
最近はシルバーよりもブラック推しの僕なんですけど、このカメラはぜひシルバーを選びたい。
なにせシルバーの質感が異常に良いんです。前世代と比べてもこの質感すごくよかった。
付いてくるレンズはフルサイズ換算で24-64mmでF値もいまいちですが、ズームレンズとは思えないほど小さい(薄いレンズ)なのもすごく好感度高い。
このカメラはライカ銘(パナライカ)のレンズキットもあるので、今の僕がサブカメラに選ぶなら本当はそっちが良い。
ただ、最初のカメラに選ぶエントリーモデルに単焦点レンズって厳しい気がします。ある程度ズームできないとツラいですよね。
ちなみに前世代機の「GX7mk2」の標準ズームキットは圧倒的破格で今販売されてます。まさかの約5万円。
予算的に厳しい場合はこれを選ぶのも正直ありだと思う。
女性ならLUMIX GF10もアリ!
今回僕の候補にはあがりませんでしたが、女性らしいコンパクトで可愛らしいカメラが欲しいのであればこちらのモデルもおすすめ。
背面液晶が180度開く事で自撮りも出来るし、タッチパネルやWi-Fiなども搭載していて、グリップパーツが追加された事で小型でも持ちやすい。
すごくコンパクトで最初の一台に使うには良いのですが、こちらも上記のPEN E-PL9と同様で「ファインダーがない事」「デザインが可愛らしすぎる事」から僕はパス。
機能的にもオリンパスの方が若干上なのかな?という印象を受けました。
富士フイルムのエントリーモデルおすすめミラーレス一眼
FUJIFILM X-E3 レンズキット
圧倒的エントリーモデル。もうコレ買えば間違い無いと思う。
- 軽くて
- コンパクトで
- キットレンズも最高の描写
これでだいたい10万円。いや安すぎると思う。
この価格で、FUJIFILMの出す鮮やかな色が楽しめるなんて最高にも程があると思います。
さらにこのX-E3は「X-Trans CMOS III」という、「X-Pro2」「X-H1」「X-T2」の現行のフラッグシップ機と全く同じセンサーを搭載。(もうすぐ発売するX-T3だけ最新のセンサー)
FUJIFILMは同じセンサーで多くのカメラを販売してくれているので、自分の撮影スタイルに合わせてボディを選べるのは大きなメリットですよね。
「X-E3はデザインがイマイチ…」なんて人は「X-T20」と言うカメラを選ぶと満足できる可能性が高い。こちらも同じセンサーを搭載してます。
X-A5やX-T100はちょっと違う
本当はこの二つが真のエントリーモデルだと思うのですが、候補からは外しました。
理由は大きく2つあって
- キットレンズの質が低い
- センサーが通常のAPS-Cセンサー
と言う部分。
もちろん、初めてのカメラとしては十分に上質な写りはします。そりゃあもうキレイに写ります。ただ、わざわざFUJIFILMを使うのであればこれらのカメラを選ぶ必要がありません。
このカメラを使ってもFUJIFILMの本当の良さは伝わらないと思います。特にX-Trans CMOSは差をつけず全てのXシリーズに搭載すべき。
確実に差額以上の価値があります。X-E3もしくはX-T20を選んでください。
センサーの違いが気になる人は、以前詳しくまとめた記事があるのでこちらをどうぞ。
Canonのエントリーモデルおすすめミラーレス
EOS Kiss M
このカメラ。実際に触ってもすごく良いカメラでした。
なんというか「一眼レフをそのまま小型にしてミラーレスにしました」って感じのデザインと持ちやすさ。
カメラはすごく良いんだけど、本当にすごく良かったんだけど、僕は絶対に買わないです。オススメもしません。
EF-Mのレンズがヤバイ
まずはこの画像をみてください。
EOS Kiss Mは一眼レフとは別の、EF-Mマウント(ミラーレス用のマウント)になっています。
そしてコレがCanon公式サイトに掲載されている、アダプター無しでEOS Kiss Mに装着できる全レンズです。
一応、純正で販売しているアダプターを経由する事でCanonの通常のEFマウントレンズも利用できるのですが、純粋に装着できるレンズはたったの7本。
少し前までは「Canonからフルサイズミラーレスが発表されたらレンズも増えるかな」なんて思っていたのですが、フルサイズミラーレス「EOS R」は「RFマウント」と言う新マウントが採用されました。
- 絶対のユーザー数を誇るCanon一眼レフが「EFマウント」
- 本気のフルサイズミラーレスに採用された「RFマウント」
- 6年かけて7本しかレンズが発売されてない「EF-Mマウント」
どう考えても最初に切り捨てられるのはEF-Mマウントになる気がします。と言うかNikon 1マウントの用にディスコンになってしまう未来すら見える…。
「すでに潤沢なEFレンズ群を持っていて、サブ機として活用したい」と言う人には良いかもしれませんが、これから始める一台としておすすめできるのかと問われると現時点では答えはNO。
素直に他のメーカーのミラーレスを買った方が良いです。
なぜ今エントリーモデルのミラーレスなのか
候補に上がったミラーレス一眼はここまで。
少しだけ「なぜ僕が今になってエントリーモデルのミラーレスをまとめたのか」というお話をさせてください。
このKOTOBAKOをよく読んでくれている方は知っているかと思いますが、現在の僕自身のカメラライフはセンサーサイズでマウントして、札束で殴り倒す様な撮影環境でして。
色んなものを手放して出来た資産を潤沢につぎ込んで、それはもう素晴らしく(自分の中では)満足のできる写真を撮影しているんですよ。
どれくらいかって言うとこの記事で大体40万円くらいだし
この記事で55万円くらい
僕はもともとガジェット好きなので、カメラ自体を触るのも写真を撮るのもすごくすごく楽しいんですね。
だからこそ、少しでも多くの人に写真を撮る楽しさを知ってもらいたいし、一人でも多くの人が実際に写真を撮る様になってくれたらな、なんて思ってます。
そんな想いもあって以前「カメラ初心者講座」みたいな記事もちょろちょろと書きました。
で、そんな高尚な想いを綴った直後にアレなんですけど、今僕が書いてる作例写真とかって完全に自己満足の領域だと思うんですよ。
例えばカメラに興味を持った人がたまたま僕の写真を気に入ってくれたとして、
「あぁこんな写真撮れるのかー」→「よしじゃあこのカメラとレンズ買おう」→50万円ポチー
ってならないですよね。むしろこれからカメラを始めようと言う人の心を折りにかかってるとしか思えない。
ブログって自己表現の手段であると同時に、情報発信の手段であるべきだと考えてます。
「今自分が興味がある事の中で、何を発信できるのかな」と考えた時に、
- 写真を撮る楽しさを伝えて
- 自分でも写真を撮りたいと思ってもらう
になるのかなと思った訳です。
もちろんそれには僕自身の技術やセンスを磨いていく必要はあるのですが、カメラに興味を持った人に「自分でも手がとどく範囲でこんな写真が撮れるのか」と思ってもらえる様になる事を目標にしていこうかな、と。
もちろん、今持っているカメラはそれはそれで趣味の世界なので売る訳では無いし、使い続けます。
ただ、一度初心に帰ってカメラを始めた頃の自分を思い出して、そんな人たちの助けになる、背中を押せる記事を書けたらと。
ちなみに今回僕が10万円前後くらいをエントリーモデルとしてまとめたのは、僕が初めて買ったカメラ「EOS 8000D」がちょうどそれくらいの金額だったからです。
写真は楽しいんです。もっともっとたくさんの人にその事を知ってもらいたい。
エントリーモデルのミラーレス、買います。
ちょっと今すぐには買えないんですけど、まとまったお金を準備したらここで紹介したどれかを買うと思います。
どれも本当に良いカメラなので悩みどころ。
[chat face=”46sym_icon.jpg” name=”しむ” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=”maru”]OM-D E-M1 mark2が欲しい…(ガチなやつ)[/chat]
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