こんにちは。しむ(@46sym)です。
先日の記事で、「ダブルズームキットで楽しんだ後は撒き餌レンズ買ってみて」って言いました。
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撒き餌レンズいいよ!買って!って言うのはタダなんですけど、よく考えたら僕、撒き餌レンズの作例もほとんど出してないんですよ。
血反吐を吐きながらお高いレンズを購入する様になって一年、撒き餌レンズに対しての態度が冷たくなっていたのかもしれません。
口だけでは説得力が無いので、撒き餌レンズの良さを伝えるために改めて記事にすることにしました。
はじめてのカメラに、最初のステップアップに買いたい単焦点レンズ。
そんな撒き餌レンズの魅力を、少し紹介させてください。
Canon EF50mm f1.8 STM 作例
今までの写真を見返してみると、僕が唯一ちゃんと使った撒き餌レンズは、やっぱりこのレンズでした。
はじめてのカメラ「Canon EOS 8000D」に合わせて買った、はじめての単焦点レンズ。
今回お見せする作例は一枚を除いて全てエントリー〜ミドルクラスのAPS-C一眼レフ「EOS 8000D」で撮影したもの。
RAWすら保存していない写真ばかりだったので、無茶してjpegを現像しました。
はじめてカメラに触れた頃の写真も多いので今の10000倍くらい拙い写真が多いのですが、寛容な気持ちでお付き合いいただければと思います。恥ずかしい。
今じゃ8000Dって5万円で買えるのね…これは安い…
このレンズは価格を考えるとほんと神がかってる。
撒き餌レンズで猫を撮る
どうです?十分キレイだと思いませんか?
エントリーからミドルクラスのボディでこれだけの写真が撮れるのは、やっぱりレンズの恩恵が大きいです。
初めて見たカメラに全然心を許さない我が愛猫。イケメンですわ。
毛先の解像はさすがに厳しいものがありますが、光源の良さも手伝ってピント面はグッと毛の一本まで描写しきれてるんだからすごい。
我が家の猫はいつもケンカしてるので、こうやってくっついて寝るのってすごく珍しくて撮った一枚。
こうしてみるとなんてことはない記念写真なんだけど、ぐいっと寄ってあげることで全然イメージの変わる写真になる。
別に寄れるレンズって訳ではないんだけど、ここまで寄れるなら十分だと思いませんか。ふあっふあですふあふあ。
撒き餌レンズで草花を撮る
柔らかい描写もお手の物です。この手の写真を撮るならCanonのカメラはほんとよいよね。
なんでか知らないけど晴天下でISO6400固定になってたので色々と辛い写真なんだけど、パッと見は許せるレベル。パッと見は。
こちらはISO100。きっちり設定できていれば申し分ない、というかめちゃくちゃしっかり写し切ってくれるレンズです。
これただの生垣だからね。こんな鮮明に映るのかと正直奇跡がおきた一枚。当時の僕はこんな写真が撮れたのが嬉しくてこの後しばらく生垣ばっかり撮ってた。
これはフルサイズを買った直後に撮った一枚なんだけど、無茶な構図で撮るとフレアやらゴーストやらたんまり出ます。
これはこれで好きなんだけど、太陽を画角付近に置く場合は注意が必要。
それにしても後ろの小さな玉ボケがキラキラしててキレイですふう。
撒き餌レンズで鉄サビを撮る
こういう重厚感あるものの質感を残すのって難しいんですよ。普通のレンズで撮ったらのっぺりしちゃう。
ベタベタしすぎず、哀愁漂う質感を残してると思いませんか?誰も思わなくても僕は思う。
この上なくサビサビしてる。これもISO6400固定になってた日の一枚なんだけど、悪くない。よい。
偶然にも設定は劣悪な環境で撮ってる訳だけど、それでもそこそこしっかり残してくれるのは撒き餌レンズといえどやっぱり単焦点レンズは偉大。(ノイズはしっかり出てますが)
撒き餌レンズで食べ物を撮る
飲み物じゃねえかってツッコミは無しで。グラスについた水滴の一粒までしっかり確認できるところからも描写力の高さが伺える。
こう言うのってお高いレンズで撮ればそりゃあもうエモくて艶かしい質感でふああぁぁあってなるんだけど、これだけ涼しげな感じが伝わる写真が撮れるんです。撒き餌レンズのポテンシャルすっげぇ。
手前のりんご飴にスポットライトが当たってる様に見えますよね。実際は何もライトなんてなかったんだけど、ピント面に目線が行く様に現像時にチョコチョコっとゴニョゴニョっとしました。べんりー。
やっぱり初期に撮った写真なのでピントが甘かったりどこを撮りたいのか伝わりにくいんだけど、りんご飴のテカリ具合も自然な感じですよね。
下手なレンズで撮ると塗り絵みたいにベタついたり、テカった質感の表現とか難しいシーンもあるんだけど、これなら十分。ほんといいレンズで欲しくなってきた。
撒き餌レンズで娘を撮る
50mm単焦点なので、CanonのAPS-Cに付けるとフルサイズ換算で80mm。
ポートレートを撮りやすい焦点距離になることもあって、やっぱり子供の写真を撮るにはすごく扱いやすいです。
ただ、当時は正面向いてる写真が多すぎてあまり載せられるものがないのが残念。
ほんの2年前なのにすごく幼くて懐かしくなって泣きそうになった。
距離が近くても、バストアップで撮る分にはちょうどよい焦点距離です。
これ、ピントなんてどこにも無いくらい吹っ飛んでるんだけど、娘が初めてカメラに興味を持った日の写真。
ボケてても分かるくらいの満面の笑みで、もう最高に楽しい日だったなぁ。
今じゃカメラとか微塵も興味なくて、パパの付き添いを嫌がるので寂しい。カメラ女子に育つはずだったのに。
Canon EF50mm f1.8 STM 買わない理由が見当たらない
記事を書いていて自分で言うのも何ですが、このレンズ万能すぎて買い戻したくなりました。
これが14000円とかで買えるんですよ。1.4万って高いと思うかもしれないですけど、普通のレンズだと安くても4,5万近くしますからね。
上にも書いた通り、この記事に載せた写真は全部APS-Cの(比較的)安価なボディで撮ったもの。すごく十分すぎるくらいの描写じゃないですか?気持ち悪いくらい自画自賛してるけど、お世辞抜きに良いレンズだと思うんです。
その上フルサイズ対応レンズなので、万が一フルサイズに乗り換えた時もそのまま使えます。
こんな絵が14000円で撮れるなら安いな、と思うわけです。高いレンズばっかり買ってるからなおさら、このレンズの良さを見に沁みて感じます。
Canonユーザーはもちろん、SONYユーザーもマウントアダプター「MC-11」と合わせて買えばAFも使えます。
個人的な見解としてはSONYの撒き餌レンズより圧倒的に性能は上です。
間違いの無い一本。今すぐ買っても後悔しません。(僕も買おうかな)
撮影に使ったボディはこれ。
今は新型も出てるので、余裕があればそっちがオススメ。
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