待ちわびていたイヤホン、BOSE QuietControl 30が2016年10月28日に発売になり、昨晩やっと届きました。朝から待ってたのに。
関連 BOSE 「QuietControl30(QC30)」の予約開始が10月13日、発売が10月28日と聞いて居てもたってもいられない
クワイエットコントロールですよ。クワイエットをコントロールですよ。
「静寂は全て掌の上さ…」なんて厨二病をこじらせる事だって出来るんですよ!あぁ!素晴らしい!!!
BOSE QuietControl 30 って?
開封レビューの前にまずはこの商品の基本的な機能をおさらい。 BOSEのイヤホンなので基本スペックは十分高いのですが、特筆したい事は盛りだくさん。
Bluetooth接続可能なワイヤレスイヤホン!
iPhoneやAndroidの他、Bluetoothで簡単に接続できるワイヤレスのイヤホンになっています。
ここ一週間ほど、レンタルでお借りしたワイヤレスヘッドホンを利用しているのですが、ケーブルレスの生活は本当に素晴らしい。
ストレスフルなストレス社会の現代日本において、こんなにもストレスのないストレスレスな世界が広がっているなんて・・・!
ワイヤレスだが、最高峰のノイズキャンセリングを搭載!
ワイヤレスになると気になるのはその音質。ワイヤレスイヤホンはケーブルを通さずに音を発信する特性上、音質が劣化すると言われています。
また、ワイヤレスとノイズキャンセリングを同時に搭載するのは技術的にも難しく、現在発売されている種類も少ないです。
そんな中、BOSEの誇る最高峰のノイズキャンセリングを詰め込んだとされるのがこの「QuietControl 30」なのです。
ノイズキャンセリングは12段階調整が可能!
ノイズキャンセリングイヤホンを付けていて困るのが、外音が一気に遮断されるところ。さすがに「電車内の騒音を100%カットする」というのは難しいのですが、車内の案内音声などが聞こえなくなる程度には周囲の音が聞こえなくなります。
また、細い路地や暗い夜道を歩いているときなど「外の音が聞こえないと怖い」って状況もありますよね。
そんな時に便利なのが、この可変ノイズキャンセリング機能。コントローラブル・ノイズキャンセレーション機能なんて呼ばれています。
なんと12段階にノイズカットの強さを選ぶことができ、外部の音の遮断具合をいつでも設定変更できるのです。
BOSE QuietControl 30! 開…!封…!!
と言う事でこのBOSE QuietControl 30、BOSEが妥協なく最新技術を詰め込んだ「ワイヤレスなのに高品質のノイズキャンセリングを提供するイヤホン」として発売前から恐ろしく注目を浴びてます。
予約の段階からイヤホンカテゴリのランキングのトップ3には常にいましたからね。
そんな前評判の高いイヤホン。期待を裏切る事ない商品となっているのか、レビューしちゃいますよ!
外観レビュー
まずは定番の外箱。このブログのタイトルもそうなんですが、ハコ好きなんですよ僕。ハコ。 なのでキレイな外箱はテンション上がるよね。
まずなんというか箱が異常にデカイ。レンタル中のBOSE QuietConfort 35と比べてもこれ。ヘッドホンより箱がでかいイヤホンて。
「QUIET CONTROL 30」のロゴがイカしてるぜ…!!
裏面の説明。日本語が…ない…だと…
iPhoneやAndroid、Bluetooth接続可能なその他の機器に対応。
付属品はいたってシンプルな模様。
外側のビニールに「アフターサービスシール」なるものが付いているので大事に残しておく必要があります。あぶねぇ。
箱の底面には対応機器の一覧がずらっと。「Made for iPhone」はApple公認機器の証。
出す時はこんな感じでスライドするんです。
内箱はシンプルにロゴのみ。いちいちかっちょええです。
この箱、観音開き?じゃなくてなにこれ、両サイドにパタパタ開く形になってますの。
どどんとオープン。ああああああかっこいいいいいいいいいいいいいいいい…!!
右サイドには目力の強い女性の写真が。
左サイドにはQuietControl 30。リモコンの説明がごにょごにょ書いてあります。
本体の入っているトレイの下には付属品が詰まってます。
付属品が集結。説明書類、イヤホンケース、イヤーピースと充電用ケーブル。ケースがでかい。
イヤーピースはS,M,Lの3種類。本体に装着済みのものがMサイズ。SとLは一度開けたらしまえない袋に。もう二度と前の関係には戻れないタイプ。辛い。
USBのタイプはMicroUSB。多くの機器で利用している規格なので、使い回しが効くのはありがたいところ。
でかいケースを広げたところ。
上面にMicroUSBケーブルをしまっておくと不意の充電切れにも対応できるし安心だよね。
ケースの中身は裏起毛、とまではいかないけどちょっと柔らかめの素材。よい。
本体外観。黒い背景で撮影すると微妙にぼやけてキレイに撮れない。。。
ついに本体 外観レビューへ
前置きが長くなりましたが、ようやく本体へ。余すところなく写真でお届け。かっちょいいぜええええええ!!!
背景を変えてより実物の色に近くなりました。本体はかなり濃いめの黒!漆黒!!
右耳のケーブルにはリモコンが。音量調整のほか、センターボタンでは再生や停止、着信からの通話や終話が可能。
サイドにはノイズキャンセリングのコントロールボタンが付いており、このボタンで12段階の可変ノイズキャンセリングが可能。別途モバイルアプリからも調整可能です。
なんとリモコン裏にはNFCが…!!NFC対応機器ならワンタッチで接続可能なのです。
ハウジングのアップ。天面の少し青っぽいところはステンレス。その他部位はプラスチック製です。
ここに搭載されているマイクから外部の音を拾い、拾った音と逆周波の音を内部で発生させる事によって音の波を中和させて打ち消すのです。逆位相周波のなんたらかんたら。
ちょっと写りが悪くて申し訳ないのですが、イヤーピースに「R」の文字が。
イヤーピースを外した本体にも「R」が書いてあります。ワイヤレス製品なので、電磁法だかなんだかに従って各国の技適マークが入ってます。
ネックバンドタイプなので基本的につける向きが分からなくなる事はないのですが、イヤーピースの付け外しをする際はこのLRの刻印がめっちゃ役に立つのです。
この音が出る穴の部分。普通のイヤホンだと白く網みたいになってるじゃないですか。QuietControl30はすごいんですよ。
ちょっと写真じゃ伝わらないのですが、透明のビニールが張ってある様に見えます。ものすごく凝視すると、極細の繊維の様なものが走っているので、相当細かい網目になっているのだと思うんだけど、ここら辺はよく分からない。
イヤーチップはBOSEならではの独特な形状。
このツノが耳の穴の外側に引っかかってフィットする仕組みなのですが、これが意外にも抜群のフィット感。いいわこれ。
ちなみに「耳の穴の外側」というのがどこか分からない人は「耳甲介艇(じこうかいてい)」でググってください。そこです。
イヤーチップは簡単に外れない様に「返し」になるものが付いてます。Rの文字の右側で光る部分がそうですね。
ネックバンドにはBOSEのロゴが光る。
ネックバンドの内側の材質はゴムっぽい。チープではあるけど、直接肌に触れた時に負担がかからない配慮かなぁ。ゴムアレルギーとかの人は大丈夫なんだろうか。
ちょうどロゴの裏側あたりに電源ボタンが。クリックでペアリング済機器の切り替え、長押しで電源のON / OFF。さらに長押しで新規機器のペアリング待ち状態に入ります。
下には充電ポートが。なんでネックバンドだけこんなにもチープなの?
BOSE QuietControl 30 実際に使ってみて感じた事
開封レビューは以上!
もう少し使い込んだら詳細なレビュー記事は別に書くとして、ざっと利用した所感を少しだけ。
ノイズキャンセリングの効果は絶大!
これは多くのユーザーが気にしている部分であり、この評価を持って購入するか決めるであろう人も多いところ。
結論から言ってしまえば、今発売されているどのワイヤレス機器よりもノイズキャンセルの効果は得られると思います。さすがのBOSEクオリティ。
日常生活で最大の目的であろう、通勤電車での利用はまだなのですが、短時間電車に乗って実際に確認したところ、かなりのノイズが低減され、音楽に集中することができました。
また、車通りの多い車道の脇を歩いてみた感じでは、ほぼ外部の音は聞こえなくなります。
可変ノイズキャンセリングで中間ぐらいのキャンセリング量にする事で、外部の音も拾いつつ安全に音楽を楽しむ事ができるのは素晴らしいの一言。
様々な用途に一台で対応できるのは本当にありがたい。
迫力のサウンド!!
ここ一週間ほどはヘッドホンで音楽を聴いていた事もあり、ダイナミックで広がりのあるサウンドを聞く事が多かったんですよ。
それもあって、イヤホンに戻った時に満足できるか不安だったのですが、そんな心配は杞憂でした。
ワイヤレスでこの音質、ノイズキャンセリングが効いている事もあり、圧巻の迫力。もちろんBOSEならではのクドくない、しっかりした低音は健在です。
ヘッドホンもイヤホンもそれぞれの良さがありますが、耳の中で直接鳴るタイプは迫力が段違いで好き。もはや愛おしい。
ネックバンドの負担は意外に少ない!
ものは試しに、今日は1日ネックバンドをぶら下げたまま過ごしてみました。(半分くらい昼寝してたとか内緒です)
音楽を聴かない間もあえてぶら下げてみたのですが、1日ぶら下げていても疲れる事は全くないほどに軽いです。
シャツを着る時などは襟の裏側にスッと入るので、目立つ事なく1日中利用する事も可能なのでは。これは良いですわ。
思ったよりも音の遅延が少ない(気がする)
ワイヤレスイヤホンの難点として、音が遅延することが挙げられるのですが、体感する限りではあまり音の遅延を感じる事はありませんでした。
と言っても音の遅延が全くないかというとそんな事はなく、音ゲーをプレイすると若干の違和感は感じるんですよね。でもそれほどズレてもいない様な気もするんだよなぁ。
この辺りは音ゲーの猛者daiさん(@dairexia0929)あたりに「音の遅延の少ないオススメのワイヤレスイヤホン」なんて検証して記事にしてみてほしいところ。(運営ブログ:ダイブロ)
映画やドラマなどの動画視聴には問題がないレベルの遅延なので、音ゲーしないなら十分なクオリティ。これは嬉しい誤算です。
BOSE QuietControl 30 値段だけの価値はある、最高品質のワイヤレスイヤホン!!
正直、質感が値段相応かというとチープさが残ります。やたらとプラスチックやゴムが目立つ感じ。RHAのMA750の倍以上の値段ですが、モノ自体の高級感はMA750に軍配が上がります。
ただ、ワイヤレスである事、強力なノイズキャンセリングを搭載している事、高品質な音の鳴りと、性能面を見ればどれを取っても高級イヤホンにふさわしい、値段に相応しい感動を提供するイヤホンになっています。
お値段もかなりするので人を選ぶイヤホンである事は間違いありません。それでも、高品質なイヤホンを求める人には圧倒的にオススメしたいイヤホンです!買いですよ!!!
既に3〜6週間待ちと異常な人気を見せる。この価格帯でこれだけ売れるイヤホンはやっぱりすごい。
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