こんにちは。しむ(@46sym)です。
久しぶりにカメラ沼の底から這い上がってきました。
ちょっとどうしても伝えたい事があって今眠い目をこすってこの記事を書いてます。
この想い、天才に届け!
広く撮れるオールドレンズが欲しいんだよね
「焦点距離の短いオールドレンズがほしい!」と言うのが今日のお題。
仲良くしてくれてる天才ライター(@m_k__518)の記事の中に出てきた問題です。ほんと天才ですね。こんなの絶対書けない。
参考 大人の恋に効くチョコレートを食べたら焦点距離が短いオールドレンズがほしくなった – Iam tensai
ちなみにこの天才が使ってるカメラはFUJIFILM X-T1。
というわけで、今回は「APS-Cのミラーレスを使ってるんだけど、オールドレンズで広く撮りたい」と言う場合に出来ることを全部纏めました。
同じ悩みを持ってる人はぜひ読んで見て。ぜひ。
オールドレンズの為に、フルサイズミラーレス買おうぜ
早速でアレなんだけど、オールドレンズの魅力を全力で引き出したいのであればフルサイズミラーレスを買うのが間違いない選択。広く撮りたいならなおさらそう。
これには大きく2つの理由があるの。怒らないで聞いてほしいの。
そもそもセンサーサイズってなんなの?って人は先にこれを読んで来てほしい。
焦点距離そのままで使える。
オールドレンズはだいたいフルサイズ対応レンズです。35mm判フィルムのサイズがフルサイズなのでそれはもう揺るぎない事実。
例えば50mmのオールドレンズをフルサイズミラーレスにつけた場合、当たり前だけど50mmの焦点距離で撮れるじゃないですか。
対して同じレンズをAPS-Cのミラーレスにつけた場合の焦点距離は換算でだいたい75mmになるわけ。
試しに一枚写真をみてほしい。
これは実際に50mmのレンズで撮った写真をAPS-Cセンサーに合わせて切り抜いたもの。
フルサイズセンサーで撮った元の写真はこんな感じ。
25mm広く撮れるとだいぶ撮影範囲は変わります。ほらもうこんなに広い。
さぁ、フルサイズミラーレス買おう。
α7 Ⅱなら手ブレ補正もついてるしマウントアダプターも豊富だし安くなってるしちょうどいいよ。
フルサイズこそ「オールドレンズの味」が引き出せる
オールドレンズの良いところってナニ?って話にもなるんだけど、癖のあるグルグルボケだったりとか、派手にフレアとかゴーストとか出るところだったり、そんな一癖も二癖もある所が人気だったりするんですよ。周辺光量の落ち込みとかもその一つですよね。
そう言った癖が強く出やすいのはレンズの中でも周辺部分。中央あたりは結構優秀な(悪く言えば普通の)写りをしてくれます。
という事はAPS-Cセンサーで撮影するとそういった「オールドレンズの味」になる周辺部分は写ってくれないんですよ。
これも参考写真をみてほしい。これはヘリオスをフルサイズセンサーに付けて撮った写真。
もっといい参考写真ないの?って思うじゃん。ないんだわこれが。
兎にも角にも、右隅の方ではグルグルしてるのも感じられるし、ゴースト?フレア?なんかもうなんだこれすごい事になってるしこれを参考にして進めます。
こんな癖だらけの描写を見せるレンズですが、APS-Cのカメラに付けると中心部分しか写ってくれないわけ。実際にAPS-Cに合わせてクロップするとこんな感じ。
ほら全部切り取られた。
別にこれがいいとかダメとかじゃなくて、オールドレンズの醍醐味ってレンズの周辺部分にいっぱいあるから。フルサイズで撮ってみないと実際の描写力って見えてこないよねって思うわけです。
じゃあFUJIFILMはダメなの?
フジはそんなにオールドレンズ向きじゃないってこと・・・?
— 真緒 (@m_k__518) 2019年4月17日
「FUJIFILMはオールドレンズに向いてないの?」って質問も貰ったんだけど、個人的な意見を言うなら限りなく向いてないです。理由は上に書いた通り、レンズ本来の実力全部を使いきれないから。
とは言え、別にオールドレンズが使えないわけじゃないですし、むしろ全然使えますし、使ってる人もいっぱいいますし、そこらへんはだいたい好みと愛情でなんとでもカバーできるじゃん?
フジを使う醍醐味ってその色再現性だと思うので、それを捨ててまでオールドレンズの全描写を堪能したいかって所のバランスだと思う。
オールドレンズの中でも広角のレンズ買おうぜ!
オールドレンズって50mm〜60mmの焦点距離が多い気がします。特に詳しい時代背景とかは知らないんだけど、きっと安価に製造しやすかったんでしょうね。いわゆる標準レンズとされる画角のオールドレンズがほとんどです。
じゃあ広く撮れるオールドレンズはないのかっていうとそんな事は無くて、あるにはあるんですよ。
28mm f3.5とかのレンズならNikon, Canon, PENTAX(タクマー)あたりから出てるのでそこそこお手頃に買えるはず。
28mmだとフルサイズ換算で35mm前後。だいぶ広いので選択肢の一つとしてはアリ。ものによっては1万円くらいで買えると思うしだいぶアリ。
α7 IIの10分の1以下のコストで買えるのでオールドレンズやすい。
ものによってはもっと広いレンズもある
更に言えば対角魚眼レンズもある
ただしどれもこれもお値段はそれなりに上がっちゃうのが難点。
オールドレンズの為に、フォーカルレデューサーアダプター買おうぜ
APS-Cでもオールドレンズそのままの画角で写真を撮りたい。
そんなワガママを叶える為に「フォーカルレデューサーマウントアダプター」というものがあります。
縮小光学系というらしいのですが、アダプター自身に補正用のレンズを搭載する事で、なにやらいい感じにAPS-Cセンサーの中に収めちゃおうぜってアイテムです。
なんかとってもすごいアイテムで完璧じゃんって気がしなくもないのですが、やっぱりある程度のデメリットが存在するんですよね。
アダプターのお値段が高い
上で紹介したのはM42マウントアダプターのレンズをFUJIFILMのXマウントに装着するためのもの。これは安価な部類ですが、それでも2万円します。
ものによっては5万円を超えるものなんかもあったりして、アダプターに出すコストとしてはちょっと怯んでしまうのは否めないかと思います。
こっちは補正レンズのない一般的なマウントアダプター。見てわかる通り、価格差は歴然。
アダプターに画質が左右される
上でも書いた通り、フォーカルレデューサーアダプターは、アダプター自体に補正レンズを搭載しています。
それはつまり、アダプターに搭載されるレンズに(少なからず)画質が左右されるという事。
わざわざオールドレンズを購入するくらいだから、こだわりがあって選んだレンズのはず。
そんなお気に入りの一本が、アダプターに内蔵されたレンズで画質が変わってしまう可能性があるんですよ。
プラシーボ効果と言われたらそうなのかもしれないけど、やっぱりカメラのレンズは素の状態で使いたいじゃないですか。
僕はそういうの気にしちゃうタイプなのでちょっと手が止まっちゃう。
オールドレンズで広く撮りたいならコレ
というわけで、焦点距離の短いオールドレンズならコレを準備すればOK。がっつり広く撮れます。
と言ってもいきなりここまで準備できないと思うので、ケースバイケースで必要な所だけ抑えて置けばいいんじゃないかな、と。
楽しかったのでまたやりたい
こういうカメラの悩みって書いてみると楽しくて楽しくて。
なんかもっと書きたいので何か悩んでる人いたら問い合わせフォームとかTwitterとかで教えてください。
僕に答えられる内容なら全力で気分が乗った時に答えます。
よろしくお願いします!
余談:ズン?
短ければなんでも欲しい!!w
けど、最短撮影距離が短いと、結構ズンとした印象の写真になるかな〜って勝手に思ってて、あんまりズンズンした感じじゃなく短いのが欲しい\\\\٩( ‘ω’ )و ////— 真緒 (@m_k__518) 2019年4月17日
それもある!座って寄れて、なおかつズンとしないのがオールドレンズであると嬉しいんだよなあ。。。フォーカルレディーアダプター・・・?
— 真緒 (@m_k__518) 2019年4月17日
ズン?
ラーメン食べながら5回くらい考えたけど分かりませんでした
— たけし | たけさんぽ (@_takesanpo) 2019年4月17日
パース効いてズン!みたいな?
— でこい (@frozen_decoy) 2019年4月17日
ビルもズンってするし、チョコもズンって……するかな?
— でこい (@frozen_decoy) 2019年4月17日
???
ズンの参考写真が欲しいです
— しむ(コトバコ) (@46sym) 2019年4月17日
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