どうもこんにちは。しむ(@46sym)です。
先日、久しぶりに雲ひとつない空にありつく事ができました。最近の関東は雲に好かれすぎて困ったものです。
以前、大波月海岸の天の川と鵜原海岸の天の川を撮影したあの時以来、実に40日以上ぶりに星を撮りに行ってきましたよ!!
と、大勝利と共にこの記事を書く予定だったのですが、目的の場所はまさかの波浪警報で立ち入る事すら出来ず。
諦めて以前も行った事のある千葉県最高峰の天の川スポット「野島崎灯台」まで行ってきたのですが、この日の真骨頂は帰路の途中にありました。
偶然見かけたフォトジェニックな橋に立ち寄り、フォトジェニックな朝焼けを楽しんでまいりました。そうです。フォトジェニック言いたかっただけです。
おそらく知られざる撮影スポットです。ぜひ押さえておきましょう。
あ、野島崎灯台で撮った写真は以下の記事に簡単に追記しておいたので、もし良かったら見てください。
参考 【星景撮影スポット】大勝利が約束された大地「野島崎灯台」で天の川を撮影してきたよ【千葉県最南端】
千葉県南房総市 和田町にある「和田サーフ橋」が素晴らしい
※ 情報提供があり「和田サーフ橋」という橋である事が判明しました。ありがとうございます。
撮影時点では地名も分からないままでした。鴨川シーワールドから国道128号線を南下した先にあります。地図で言うとこの橋。
帰ってきてから結構調べてみたんですけど、やっぱり名前が出てこないんですよね。なんなのそんな事あるの。
そんな「名も泣き橋」なのですがこれが素晴らしく引き込まれるんですよ。あぁ、フォトジェニックってこういう事を言うんだなと。記事の冒頭の写真ですがもう一度貼っておくのでよく見ておいてください。
もう少し暗いうちにたどり着けば夜空の星と合わせて撮れたかな、とも思いますが、これはこれで最高のシチュエーションで撮れたと自負しております。きれいだなぁ。きれいですよね?スーパーフォトジェニックグラファーしむさんと呼んで頂いて構わないよ?
ちなみに、ちょっと角度が変わるだけでイメージがガラッと変わったりします。
ここまでガラッと変わっている場合は好みの問題だと思いますが、地味にずれた水平や正面って写真の出来を大きく左右しますよね。
「水平が取れているか」「しっかり正面から構えているか」「構図にズレはないか(日の丸でも三分割でも三角でも対角線でも)」あたりは気にしておいて損はないです。
一行写真講座でした。どうぞよろしくお願いします。
「和田サーフ橋」から朝焼けが撮れるぞ!!!
上でも書いた通り、帰路の途中だったので朝焼け(日の出)までにもう少し北上しておきたかったのですが、気づいてしまいました。写真の左隅がオレンジにモヤっている事に。
これつまり、もうすぐ日の出のサイン。そしてちょうど良い事にこの和田サーフ橋の上が中々良い感じに撮影できそう。
これ以上進んでもちょうど良いタイミングで撮影ポイントに巡り会える保証はないので、このまま日の出までこの橋の上で待機しました。
なんか日の出ポイント見つけた pic.twitter.com/A8hxGzzorT
— しむ(コトバコ) (@46sym) 2017年9月2日
4:52にこのツイート。朝焼けは大体5:15~5:30頃だったので約30分以上の待機する事に。
9月の明け方、しかも海辺。思ったより気温も下がってツライので、みんな朝焼け撮る時は暖かくして行きましょうね。
荒廃した感じが楽しめる渋い朝焼けスポット!
待ちに待った日の出。雲の量も少なくてリフレクションするような朝焼けはありませんでしたが、しっとりとした朝焼けを楽しむ事ができました。いくつか写真をみてください。
この渋味…正直たまりません!!!
実は、ちょうどこの橋が海と河川の境目になっている部分なので、潮の状況によってうっすら水が流れ込んでくるんですね。
おかげで砂浜に薄い水たまりが張るかの様に、リフレクションを楽しむ事ができるのです。ついでに流れてくる枝が荒廃した感じを加速させます。いいよ、ここ良い。名前も知らないけど。
日が昇って少ししてから、雲が増えてくるとほんのりリフレクションしてくれました。
ついでに、流れ込む水から生まれる砂浜の形がまた良い。これのおかげで渋味が一層増してます。
ここまで30mmで撮影。
一応広角端15mmの超広角レンズだったのですが、15mmだとちょっと広すぎる感が。好みの問題かな。
しっとりした朝焼けには望遠レンズが相性バツグン!!
風景を撮る中で望遠レンズの出番があるのは「雲海」と「朝焼け」くらいじゃないですかね。知らないけど。
それくらい朝焼けと望遠レンズの相性は良いと思ってます。見てくださいこの焼けっぷり。
そう。波浪警報が出るほどに荒ぶる波が一役買ってくれてます。
ここには水鳥?も来ていたのですが、これがまた相性の良い事この上なし。
波が荒ぶって仕方ないですね。バッキバキに荒れてる波のおかげでイメージ通りの写真が撮れてると言っても過言ではない。それくらい恵まれた環境でした。
600mmバズーカーだったので鳥のズームアップも狙ったのですが、レンズ側のピント設定をミスっていて若干ピントズレという…切ない。
風景写真はいろんな要素が必要だから楽しい
風景の写真を撮り始めて日も浅く偉そうに語る事はできないのですが、それでも思うのは「写真が左右される要素が多い」という事。
写真の構図や撮影スポットに行けば撮れるというものじゃないんです。単純に天気の問題もありますし、雲がなければOKというわけでもありません。その撮影スポットに合った気象条件というものがそれぞれにあるし、風の強さなんてのも影響しますしね。
今回の様に荒廃したイメージが合う撮影スポットで、うまい具合にしっとり焼けてくれて、さらに都合の良い事に激しめの荒波が立っていて、なにより都合の良いタイミングで通りがかった運が大きかったです。
一発で狙い通りの写真が撮れる事ってなかなかないんですけど、だからこそ楽しい。というのがようやく分かってきた気がします。いや写真楽しいよ。
これからもいろんな写真が撮れたら良いなぁなんて思いつつ、できれば毎回大勝利をおさめて帰りたいですよろしくお願いします。
それではよいカメラライフを!
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