【レビュー】Nikon Z7を買って、売って、また買ったんだけどやっぱり最高なんだよなって

こんにちは。しむ(@46sym)です。

カメラ機材の入れ替えに定評のある僕ですが、ようやく落ち着く事ができました。

選んだのはNikon Z7。三周くらいぐるっと回って戻ってきたあの子。

なんだかんだと行ったり来たりしていた僕ですが、行き着くところまで行って戻ってきた感じがします。

Z7を買い戻してから既に1ヶ月半ほど経過したのですが、きっと、たぶん、おそらく、買い換える事はもうないと思うんですよね。たぶん。

撮る写真も好みも変わってきたし、買い換えないと思うんです。たぶんだけど。

機材の話を書くのはすごく久しぶりなのですが、やっぱりこれだよねというところをたっぷり全力でお届けするのでどうぞよろしくお願いします。

 

目次

Nikon Z7の良いところ

もういい所しか見当たらないNikon Z7。

この上なく最高じゃないのかなって思う所しかないんだけど、高画素だからーとかそういうのは置いておくとして、実際に使う上で最高な所を中心に書き進めたいと思います。

 

 

高精細なファインダーが至高

何よりも推したいのはこれ。

「EVFは写りがちょっと…」というOVF勢の評価を覆すほどに高精細で自然なファインダー。

メーカーによってはコントラストが強すぎて目が疲れる様なEVFもあったりしますが、至って自然なファインダーの写りは本当に美しい。

Leica SLのファインダーが非常に綺麗という話は聞いた事がありますが、どちらも触った人に聞いたところ「Z7も勝るとも劣らないファインダー」とのこと。

もう惚れちゃうよね。ニコンさんに惚れちゃうよね。

 

自然な色味

出てくる色については人それぞれだとは思いますが、僕にとっては非常に扱いやすい色。

写真は基本的には撮って出しでは使わずにRAW現像するのですが、それでも扱いやすい色ってあるんですよね。

ここ2年ほどで

  • Canon
  • Nikon
  • SONY
  • FUJIFILM
  • SIGMA
  • RICOH

のカメラを(それぞれ複数台)購入し、それぞれRAW現像を続けてきましたが、NikonのRAWは自分にとってすごく相性が良いみたいです。

自然な色合いを残しつつ、ほんの少しの空気感を付け足した様な、そんな色を残せるニコンの色味はやっぱり最高でした。

 

操作性の良さ

もともとカメラメーカーなだけあって、本体自体のグリップ感や操作性は抜群に良好。

どんなカメラも使い始めは慣れが必要だと思いますが、一度慣れてしまえば直感的に設定を切り替えやすい配置になってます。

個人的にはMFレンズ利用が多いこともありピント拡大をよく使うのですが、若干指が届きにくい…。ただ、通常の使い方で困る操作性ではないし、万人受けする形に仕上がっているかと思います。

(ピント拡大はカスタムキーで他のボタンに割り当てる事が可能です)

 

思ったよりも長持ちするバッテリー

バッテリーの公称値は約330コマ(ファインダーのみ利用時)とちょっと少なめ。これはもうミラーレスの宿命なのかもしれませんが、最近のソニー製のミラーレス一眼と比べると見劣りする数値になってしまっています。

とは思うのですが、実際撮影に出てみると意外にバッテリーが長持ちするんですよね。

先日外出した際も、500枚以上撮影しましたが純正バッテリー一本で、最後までバッテリーが切れることはありませんでした。

僕がもともと小まめに電源を落とす使い方をしているからかもしれませんが、バッテリーに関してそれほどシビアな気持ちを持つ必要はないかな、という感じ。

これは嬉しい誤算でニコンさん愛してる。

 

Nikon Z7の不満点

ファインダーが綺麗で、使いやすくて、好みの色で撮ることができるNikon Z7。

「それだけあればもう何も要らないじゃない」という気がしなくもないのですが(実際十分すぎるほどに満足なのですが)、ほんの少しだけきになる部分がなくもない、というのが本音。

というわけで大して気にしているわけでもないのですが、気になる人には気になるであろう不満点も書いておきます。

 

XQDカード1スロット問題

Nikon Z7は十分に仕事でも利用できるスペックで、価格設定もかなり高価な部類になるのですが、カードスロットがXQDカードの1スロットになっています。これはもう発売当初から各所で言われている不満点。

実際には僕の様なアマチュア趣味カメラマンには大した影響もなく、今までに一度もカード不良に陥ったことは無いのですが、プロの方はバックアップのことも考えて2スロットモデルを選択するのが常の様です。

JPGとRAWを別カードに保存したいとか、少しでも保存容量を増やしたいという意味では僕も2スロットの方が嬉しいのですが、一般ユーザーが「1スロットのカメラなんてクソだ!」というほどではないかな、と最近では感じてます。

とか言いつつカードのデータ消失とか一度でも経験したら手のひら返しそうなのでここは難しいところ。

 

レンズ群の少なさ

Nikon Z7は新設計のZマウントを採用。というわけでまだまだレンズは不足している状態。

2019年9月時点ではF2.8通しズームは標準域のみ。F4通しズームでも広角と標準のみ。望遠ズームはまだ一本も出ていません。

単焦点レンズについても35mmと50mmと85mmの3本のみというまだまだ寂しいラインナップ。

Nikonから純正でFマウントレンズアダプター「FTZ」を販売しているので、しばらくはFマウントレンズで我慢してねって事なんだろうけど。

新設計の大口径マウントを活かしたレンズ群を早く使いたいよなぁという待ち遠しい気持ちしかない。はやくほしい。

 

Fマウントレンズアダプター「FTZ」の完成度の低さ

上で純正のFマウントレンズアダプター「FTZ」を販売していると書きましたが、本当にこれが不満が大きい。

僕が今メインで使っているレンズが「Makro-Planar 2/50 ZF.2」「Makro-Planar 2/100 ZF」というFマウントレンズ2本だからというのもあるのですが、基本的には常にこのFTZアダプターを付けっぱなしで利用しています。

 

過去の記事でも少し触れた事があるのですが、このアダプター、カメラの底面よりも足が出っ張ってるので、地面に置くとすごく不安定なんですよね。なぜこうなってしまったのか…。

FTZ常用ユーザーとしてはこの不安定な感じがものすごくイヤで、Zマウントツァイスレンズの登場を熱望してるところある。

 

Nikon Z7 一度手にしたら忘れられない名機

だいたい新しいカメラを買うと最高って言ってるのであんまりアテにならないのですが、ほんとZ7は最高なんですよね。

今までにも買い戻した(複数回購入した)カメラはいくつかありますが、やっぱりNikon Z7の安心感はすごくて。

カメラとしての作りが高い水準にあるのは当たり前で、シャッターフィールもそこから出てくる絵も最高の一言。

ミラーレスならではの軽快さを捨てずに、描写力も随一で、カメラとしても一級品で。

色々行ったりきたりした結論として、Nikon Z7は欲しいものを全部詰め込んだ、最高のミラーレス。少なくとも僕にとっては。

 

この記事ではカメラとしてNikon Z7が好き!っていう事をタラタラと書かせてもらったので、作例写真はあまり貼っていません。

作例については別の記事を公開しましたので、興味のある方は以下の記事もぜひ合わせて読んでいただけたら幸いです。

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さぁみんな、Z買おうZ!!

 

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この記事を書いた人

千葉県内で写真を撮りながらブログを運営してます。
スナップ、風景、ポートレート、ブツ撮りなど、ジャンル問わず幅広く撮影中。
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