【作例写真】NIKKOR Z 24-70mm f/4 S レビュー!ミラーレス新時代にふさわしい小三元標準レンズ!

こんにちは。しむ(@46sym)です。

Nikon Z7を5ヶ月ほど、Z6を1ヶ月ほどそれぞれ利用してきたのですが、普段使うのはサードパーティのFマウントレンズばかり。

「せっかくの新設計、大口径のZマウントなのに純正レンズがなぁ…」なんてずっと思ってきました。

ふとした時にずっと眠っていたNikon Z7/Z6のキットレンズ「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」を使ってみたのですが、これがなかなかどうして悪くない。むしろすごく良い写り。

「これがせめて24-120mm F4なら…」とか「小三元はボケないしF2.8通しが良かった」なんて考えて使う機会が全然なかったのですが、食わず嫌いは良くないですね。

実際に使ってみたら捨てがたい写りを見せてくれました。

購入に悩んでる人はぜひ、参考に見て行ってくださいね。

 

使ったボディ

 

目次

【作例写真】NIKKOR Z 24-70mm f/4 S で撮る雪景色

唯一Nikon Z6で撮ったのがこの一面の銀世界。千葉では珍しい雪景色で、最高の1日を過ごしました。

 

結構な雪が吹き込んでいたのですが、防塵防滴設計の純正レンズとの組み合わせなので安心して撮り歩けます。こういう田舎道すごく好き。

 

湖面に映り込む木々と、降り積もる雪。こうした自由なフレーミングが簡単にできてしまうのはズームレンズの大きな魅力ですよね。

 

光が差し込む枝に積もる雪とかそれだけでキラキラしちゃったりなんかして最高

 

遠景もしっかりシャープに写してくれる、AFも正確ですごく安定感を感じるやつなんです。

 

【作例写真】NIKKOR Z 24-70mm f/4 S で撮る夏の日

さて、これ以降は全てZ7とNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sの組み合わせ。上の一枚を見てもらえば分かるかと思いますが、高画素機の性能を無駄にしない、良く解像するレンズです。

 

広角端で撮った一枚でもこの通り。こんなにコンパクトな小三元の標準レンズなのに周辺までしっかり描き切ってくれる。これが新設計のZマウントの力なのか、と思わず唸る描写力です。

 

ロープウェイに乗りながら焦って撮ったので空が消し飛んじゃってるのがすごく残念なんですけど、こういう構図をサッと撮れるのは24mmという広角域まで引けるズームレンズならでは。普段使いの50mm単焦点なんかじゃこういった広がりを感じる写真は撮りにくいですよね。

 

場所は変わって千葉の南へ散歩に出かけた際の写真を。

海ばかりの千葉県なので海鮮は本当に美味しいものが多いのですが、こういう写真も単焦点レンズだと撮りにくかったりします。座ったままで画角を調整できるズームレンズ。しかもここまで解像してくれるズームレンズ。最高。

 

一日曇天だったので彩度落としたり

水たまり撮ったりするよね。

アンダーよりな写真でもシャドウを潰さずに粘ってくれる、この階調の豊かさ。ボディ性能ももちろんありますが、それを活かしてくれるレンズなんだなぁと思わされるのも事実。

 

また別の日に、港町で。

港町ってそれだけでワクワクしますよね。こんな景色の見える街に住みたかったなぁ。

 

港街ならではの漁港で。秋の始まりを感じる淡い空模様。

上の写真は同じ所を広角端、望遠端それぞれで撮ったもの。絞って撮ったものですが、どちらも最高に解像するのでほんと最近のレンズってすごいなぁ。

 

【作例写真】NIKKOR Z 24-70mm f/4 S で撮る自然風景

なんだかんだ言ってもやっぱり僕が一番撮っているのは自然風景。特に広角単焦点を持っていない僕にとって、風景を撮るときはこのレンズを持ち出す事が多いんですよね。上の写真は千葉県最東端で撮ったものですが、こんな写真撮れるならこのレンズで全部いいんじゃないかなって思わされてしまう。

 

24mm付近での一枚。千葉でこういうの撮れないからほんと好き。(奥多摩で撮りました)

 

35mm付近

 

望遠端70mm。山の上に宿泊した日の朝焼けなんだけど、山が重なる部分のシャドウもギリギリ潰れてないしなんかこれいいレンズなんじゃないですかね?すごくない??

 

残念ながら曇天が続いた奥多摩旅行だったので、上3枚の写真はISO3200前後での撮影。その割にはうん、見れる写真になってるんじゃないかな、なんて思わなくもないんです。

 

地元千葉県の自然風景といえば南房総がやっぱり圧巻の一言。

夕日の沈む海も最高だし

 

曇天でも波のうねる千葉の海は最高。

 

青空が広がる千葉の海は最強だし

 

草原が広がる海辺なんて、最高のシチュエーションじゃないですかね。

なんて南房総の宣伝みたいになっちゃったけど、こういう写真が撮れるレンズなんですよ。周辺までシャープだし、カリッと映るし、色乗りも良いし、逆光耐性もあるし、文句の付け所がない良いレンズってこういう事。

 

上でも紹介したけど、南房総だけじゃない絶景を少し

これらは犬吠埼灯台で撮影したもの。千葉県北部も絶景が広がってるんですよね。いいよ千葉。じゃなかったこのレンズ、いいよ。

 

こちらも広角端と望遠端。

シャーしてるし風車が立ち並ぶ姿を撮りたかったんだけど、望遠端の70mmでもちょっと遠かった…。ただ描写力はやはり圧巻で、小さな風車まで良く解像してます。これはもう70-200mmの登場が待ち望まれる…。

 

【作例写真】NIKKOR Z 24-70mm f/4 S で撮るポートレート

正直な感想を言ってしまえば、やはりポートレートは大口径の明るい中望遠レンズに分があるのは事実。それでも、F4通しのズームレンズでもやってみれば色々撮れるものだなぁと思ったり思わなかったり。

被写体は全部二人の天使がやってくれました。どうぞ。

 

ロープウェイで登る景色が珍しい図。

 

こうしてみると開放F4の描写も悪くない。優しいボケ味を感じる。

 

そんな優しいボケ味を活かすなら、背景も良い感じの場所で撮りたくなりますよね。

 

必ずしもボケればいいわけではないよねって思いながら撮った一枚。F10まで絞ってるんですけど、構図を活かすならこういう絞った写真も楽しいですよね。

 

絞って、広角で。

 

寄って、ボカして。どちらでも楽しく撮れる、ほんと良いレンズなんですよ。

 

なんかそれっぽい所があったので。楽しい。

 

これもF11まで絞ったまま。ただ遊んでる所を撮っただけなんだけど、こういうのも記念にはなるよね。

 

こんな写真が撮れるんだから、いいズームレンズだと思いませんか?青空と、かわいい娘と。

反論は受け付けてないんですけど、娘がかわいい。

 

NIKKOR Z 24-70mm f/4 S コンパクトなのにキレの良い、新時代の標準レンズ

たくさん写真を貼ってみましたが、本当になんでも撮れるレンズ。

明るい広角が必要になる星空や、望遠が必要になるスポーツ観戦や野鳥撮影でなければ、大体のシーンはこの一本で抑えられるのではないでしょうか。

絞っても、開放でも、バランス良く写してくれるレンズと言った印象。

Nikon Z7/Z6の購入を検討している人の中には

  • 「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」のレンズキットにするか
  • ボディ単体と50mm単焦点「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」の組み合わせで購入するか

と悩む人も多いかと思います。かくいう僕も「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」は欲しくて仕方ないわけですが。

ただ、最初の一本としてレンズキットを購入するのはすごくアリな選択。

もちろん好みにもよりますが、コンパクトで軽快に使えるズームレンズで、これだけの写りが楽しめてしまうのだから。

 

Zマウントというニコンミラーレスの新時代の最初の一本に「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」という選択。

安心してオススメできる一本だと思います。

 

これから買うならレンズキットがオススメ。

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この記事を書いた人

千葉県内で写真を撮りながらブログを運営してます。
スナップ、風景、ポートレート、ブツ撮りなど、ジャンル問わず幅広く撮影中。
レビュー等の執筆依頼、撮影のご依頼も受け付けておりますので、こちらの問合せフォームもしくはTwitterのDMからご連絡をよろしくお願いします。

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