こんにちは。しむ(@46sym)です
2020年7月9日の21時から、CanonよりEOS新製品に関する発表があるとの事で、そろそろCanonが全部盛りしたフルサイズミラーレス、EOS R5の登場が濃厚になってきました。
キヤノン:Canon EOS Presentation2020年2月13日の開発発表から5ヶ月近く経って、ようやくという気もしますが、なんにせよ多くのカメラユーザーを期待の渦に巻き込んだカメラがついにやってくるんですよ。
最近いろいろと考えてる事もあって、EOS R5がだいぶ魅力的なカメラに思えてきてるんですよね。ちょっと自分の脳内を整理する意味も込めて、EOS R5と言うカメラについてと、欲してる理由についてをまとめておく事にしました。
ほしい気がする
Canon EOS R5ってどんなカメラなの?
Canonが満を持して発売する最強モンスタースペックのフルサイズミラーレス。
Canonはここまでにフルサイズセンサーを搭載したミラーレス一眼として「R」「RP」「Ra」を発売していますが、正直なところ今まであんまりパッとした成果が上がっていない様な…どちらかと言うとちょっとネガティブな意見を聞く事の方が多いかな?という残念な状況。
個人的にも「そこそこの値段のフルサイズミラーレスなのにボディ内手ぶれ補正がない」だとか、「シングルスロットしかない」だとか、「ジョイスティックはないのに変なバーみたいなのついてるな」とか、そんな感じであんまり良い印象は持ってなかったんですよね。
そんな感じであれやこれやの不満を全て払拭する様な「5」の名を冠するEOS Rが発表されたわけです。一眼レフ界で不動の人気を貫いたEOS 5Dシリーズの「5」な訳です。これは期待が膨らむ。
既に発表されている情報だけでも
- ボディ内5軸手ブレ補正
- 電子シャッターで秒間20コマ連写(メカシャッターで秒間12コマ)
- デュアルスロット
- 8K動画撮影
- (8Kが撮れると言う事は)4000万画素クラスの高画素機
と非常に満足度の高い仕上がり。
オフィシャルに発表された内容ではないですけど、リークされた画像を見る限りジョイスティック搭載であのセンサーバーみたいなのもなくなってるみたいで非常によろしい。まさに「一眼レフの5Dをミラーレスにしました」って感じの背面ボタンです。
キヤノン「EOS R5」の製品版のリーク画像 – デジカメinfoただこれ、巷では50万円以上するとか、70万円くらいするんじゃないの?とか、そんな噂が流れまくってるんですよ。
流石にスペックを見る限り難しいとは思うんですけど、何歩も先をリードしているSONYからフルサイズミラーレスの覇権を取り戻す為にも、40万円そこそこになったらいいのになって思うわけです。(ちなみにEOS 5D mark4の初値は42万円、5D mark3の初値は32万円でした)
なんにせよ発表まで(たぶん)あと2日。楽しみです。
GFX 50Sとフルサイズミラーレス
そんな高級なカメラを何台も持てるほどお金が溢れて困っている様な環境ではないので、万が一にもEOS R5を購入するとしたら今持っているGFX 50Sについては手放すと言う判断をせざるを得ないんですよね。
GFX 50Sに関しては本当に最高のカメラだと思っているし、今まで使ったカメラの中でも最上級に満足度の高いカメラです。その思いは散々溢れるほどに記事にも書いてきました。
本当に息を吐く様にカメラを買い換えてきた僕が、最強のカメラとして自信をもってオススメするカメラです。
なので「確固たる決意を持って買い換えるんだ」みたいな強い気持ちを持っている訳ではないのですが、それでもEOS R5が「ちょっとだけ」欲しくなってしまっているのはまぁいろんな気持ちが入り混じってるわけです。
僕がGFX50Sに感じる印象と、フルサイズミラーレスに惹かれる理由をまとめました。
潰しの効かないカメラ
これは僕の使い方が悪いのかもしれないけど、GFX50Sは写りに極限まで特化したピーキーなカメラ。もちろんそれが良くてこのカメラを使ってるわけです。
ただ、上に貼った記事でも書いた通り欠点も多くて。潰しの効かないカメラだなって印象がどうしても強くなってしまうんですよね。
ズームレンズでも最初に買っていれば違ったのかもしれないですけど、主に使うのはGF110mm(換算85mm)と、マクロプラナー100mm(換算79mm)。いざ風景撮りたいねとか、家の中で撮りたいねって思ったらそれぞれ25万とか30万とかするレンズが必要なんですよ。あぁこれ完全に自分のレンズチョイスの問題だわ。
一度きりに弱い
AF精度も俄然低くて、連写もできない。一度きりしかないチャンスを捉えるカメラとしては非常に弱かったりします。
例えば僕が今αとGFXを両方持っていたとして、子供の一世一代のイベントにカメラ一台だけ持っていっていいよって言われたら間違いなくαを選びます。(2台持っていけるなら両方持っていくけど)
このカメラで、逃せないチャンスを必ず写真に収めますって言えるだけの自信がないんですよね。僕の腕がないだけかもしれないけど、必ず失敗できない環境でGFX50Sを選ぶって言うのは結構なプレッシャー。
この前Twitterで友人からもらったリプライにものすごく共感。仕事でGFX50Sを使いこなせる自信が全然なくてかなしい。
最強の趣味カメラ
上で書いた内容を一言にまとめると「GFX50Sは最強の趣味カメラだな」ってこと。
いいんですよ、楽しいし。でもなんか最近代わり映えのしない写真しか撮れないし、新しい事やろうと思ってもレンズは換算80mm前後しかないし、似た様な写真ばっかり撮ってるなぁって思っていて(完全に自分のせい)。
趣味の領域から脱する事を考えると、今みたいな使い方じゃあダメなんだろうなぁと思いつつ。まるっと揃えるにはちょっとだいぶ勇気いるし。
間違いなく最高なので一台持っておいて損はないんだけど、潰しの効くカメラでちゃんと写真に取り組んでからでもよかったんじゃないの?って自戒の声が聞こえるこわい
フルサイズミラーレスに期待する「一台でなんでも撮れる」と言う事
別にEOS R5に限った事じゃないんですけど。フルサイズミラーレスってバランスいいよなと思うんです。
なんなら大三元揃えれば何でも撮れちゃうだろうし、AFだって瞳AFやら動物瞳AFやら訳わからない様な最先端の機能積んでるし、散歩でもイベントでもなんでもこなせるじゃないですか。なんかすごいなって。
写りも十分よくて、多機能で便利で、(中判と比べると)レンズ群もリーズナブルに良いものが揃っていて。
画質を最重要項目として置いている僕はGFX50Sでだいぶ十分に満足してるんですけど、たまにもう一人の僕が「もっと万能なカメラを使った方がいいんじゃないの?」って囁いてくる感じ。
カメラをいっぱい持つというのに疲れたのもあるのかもしれません。「一台でなんでもできる」ってすごいよね。
なんか最近マンネリしてしまっていて、同じ様な写真ばっかり撮ってる自分にちょっと嫌気がさしてるのもあるんですよね。画質ばっかり気にしすぎて、中望遠で浮き立つ様な写真ばっかりになっていて。
これは写真を楽しんでるんじゃなくて画質を楽しんでるだけだな、思ってしまったんです。
画質が今より向上すると思ってはいないんだけど、いろんな焦点距離で、いろんな構図で、もっと写真を楽しめるんじゃないかと。たまに思うわけです。それでいて機能だって中判ミラーレスと比べれば高機能なのは間違いない訳で。
ちょっとだけEOS R5がほしい
ちょっとだけです。まだまだ天秤にかけるにはもったいないくらいの絵を出してくれるくらいのGFX50Sが圧倒的に優勢です。
それでもこうしてフルサイズミラーレスの良さを再認識している最中に発表されるとあってはちょっと期待しちゃうんですよね。
どんなカメラが出てくるのかなぁ(値段気になる)
キヤノン:Canon EOS Presentation