こんにちは。しむ(@46sym)です。
家を出る事もできず、過去写真を眺めては懐かしい写真を引っ張り出して楽しむ日が増えました。
そんな中で、最近たまに挑戦しているのがモノクロ現像。いまいちしっくりこない事が多いんだけど、なんだかんだとたまに試してみたりなんかしてるんですよね。
その中で気付きもあったので、せっかくなので共有しておこうと思います。
カラー現像からモノクロ現像してカラーに戻してみる
以前にカラーで現像した写真をひっぱり出してモノクロに切り替えてみると、そのままじゃなんかちょっと思ってたのと違うなって事がそれはもう多々あります。
で、それをモノクロだったらどう現像するのかなってネチネチといじったりしてみてるわけです。
あくまでモノクロがこの写真のゴールではあるのですが、最後にモノクロ写真をカラーに戻したものをおまけに置いてあります。
カラーに戻す事が目的ではなかったけど、意外と面白い写真が出来上がったりして、こういうのもアリだなって。
その1.広い海
最初に素材にしたのはこの写真。綺麗な青がお気に入りのやつ。
そのままモノクロにしたらこんな感じ。あっさーーーりしてる。
味気ないのでいろいろいじってみた。モノクロにするのであればこれくらいの濃淡はほしいところ。
真昼の月も強調されて良い感じ。
おまけ:モノクロからカラーに戻した場合
カラーに戻したら全然違う感じになってびっくりする。思ったよりも全然濃厚な感じ。
でもこれをベースに色調整したらいい感じにならないかなーと思ったりなんかしなくもない。
その2.あんまり変わらなかったやつ
元々彩度を落とし気味で、夕焼けの色が際立っていた写真をモノクロに。
変換してみたけど、あんまりどこをいじればいいのか分からないやつ。モノクロ写真って向き不向きがあるね。
とりあえず粒子感を足してフィルムっぽくならないかなとかやってた。
おまけ:モノクロからカラーに戻した場合
これをカラーに戻してもやっぱりあんまり印象は変わらない。全体的にザラついたくらい。
何でもかんでもモノクロにしたらいいってもんじゃないなって気付いた。
その3.スナップをモノクロに
スナップから選んだのはこれ。GR3で撮ったやつ。
そのままモノクロに変換したらこんな感じ。前景部分とか、自分が思っていたよりもだいぶ暗い。
ので、全体的にシャドウを持ち上げて少し明るめに再現像。
おまけ:モノクロからカラーに戻した場合
右手前のラーメン屋さんの布看板?に赤が入ってた事に再現像してから気づくくらい、暗部が潰れていたのがよくわかる。
その4
これはX-H1で撮ったやつ。XF100-400ってめっちゃ解像するので動物園で使うのオススメです。
そのままモノクロにしたら結構ハイライトが飛んでる事に気づく。シャドウは敢えて下げてるのでそのままで全然OK。
より質感が伝わる様にモノクロ現像。
羽も毛並もこれくらい出てくれると申し分ないかなって感じ。
おまけ:モノクロからカラーに戻した場合
これは思ったより全然悪くなくて、いい意味で驚かされた。質感って大切。
モノクロ現像での気付き
あまりに写真を撮りに出る事ができず、同じ写真を現像することにも飽きて始めたモノクロ現像。
最初はただの暇つぶしだったのですが、こうしてモノクロで現像してみると、自分の写真がいかに極端な現像になっているのか思い知らされます。
余計な色が抜け落ちる事で、純粋な光の強弱、濃淡で、必要なディテールまで潰してしまっていないか改めて確認できるんですよね。
全部の写真に使えるわけではないけど、モノクロ写真とちゃんと向き合うと光と影の使い方やディテールの表現を見直すきっかけになるので、結果的にカラー現像にもいい影響を与える気がします。
自由に写真を撮りにいけない今だからこそ、こういった事に時間を使うのもスキルアップのチャンスかなって。
撮りにいけなくて悶々とする事も多いけど、その時を楽しみに、家でできる写真を楽しみましょう。