こんにちは。しむ(@46sym)です。
大きなイベントも終わってしばらく表に立つ事もなさそうなので、そっとカメラを買い換えました。
選んだのはFUJIFILMの中判デジタルカメラ「GFX50S」。いつかは必ず欲しいとずっと思っていたカメラを、いつのまにか手に入れてしまいました。
購入報告も兼ねて、僕が中判デジタル「GFX50S」を選んだ理由を書いておこうかなと。
まだ購入してから一度しか持ち出せていないのですが、撮った写真と簡単なファーストインプレッションなんかも合わせて載せておきます。
よく買い換える人の、参考にならないファーストインプレッション。賑やかしついでに読んでやってください。
なぜ中判デジタル「GFX 50S」を購入したのか
まず初めに触れておきたい、GFX50Sの購入へ踏み切った理由。
それまでNikon Z7で何一つ不自由なく最高の写真を撮れていたにも関わらず、なぜ買い替えを決めたのか、というお話。
突き抜けた一台が欲しかった
もともとはサブカメラとして利用していたFUJIFILM X-T2を入れ替えようと思っていました。
理由は単純で「レンズ交換式を2台持ち歩くのは邪魔くさいから」。
メインをZ7にして、コンデジのGR3やX100Fをサブにするくらいでちょうどいいのかな、なんて思っていたんです。
途中、PENTAX K-1を買いそうになったりとかしたものの、色々考えるうちに、「サブをコンデジにするならメインは最強の一台で良いのでは?」なんて思ってしまったんですよね。
要らないレンズとか、大切なレンズとかガンガン下取りに入れてみたところ、まさかのGFX 50Sの中古美品が手出し2万円で購入できる、となってしまって。
「あの憧れのカメラが2万円で手に入る」そんな魔法の様な言葉に飛びつかない人はいないですよね。えぇ。そういう事です。
カールツァイスが使える!マクロプラナーが使える!!!
とはいえ、ボディだけ購入できても意味がないのがカメラの辛いところ。
センサーサイズが一回り大きい中判デジタルともなると、どのレンズもすこぶる高い。めまいがするほどに高い。いわゆる換算50mmの標準単焦点が新品17万円。なにそれやめて。
なんて思ってたんですけど、実はフルサイズセンサー用のレンズもモノによっては使えるらしい事をしりまして。
参考 【作例あり】FUJIFILM GFX 50S + GF32-64mmF4 R LM WRを購入しました! – No.26
レンズ自体はセンサーサイズより余裕をもった広い範囲が入る様になっているんですけど(イメージサークルっていうらしい)、なんとGFXの中判センサーもギリギリカバーできるものもあるとか。
どのレンズのイメージサークルが中判センサーをカバーするのかなんて、ユーザーの絶対数も少ないのであんまり情報が見当たらないんだけど、必死こいて探した限り、Makro-Planar 2/100 ZFはギリギリ使える。ちょっと四隅がケラレるけど、許容範囲じゃない?ってくらいには使える。
という事が分かったわけです。
GFXで。カールツァイスが使える。最愛のマクロプラナーが使える。
買うよね。これだけでもう買うよね。
FUJIFILM GFX 50S ファーストインプレッション
というわけでマクロプラナーが使えるという理由だけで購入に至った我が家のGFX 50S。手元に残っているレンズは
- Carl Zeiss Makro-Planar 2/50 ZF.2
- Carl Zeiss Makro-Planar 2/100 ZF
の2本のみです。偏愛がひどい。
この2本だけあれば(とりあえずは)生きていける気がしたので、ひとまず触ってみた所感を。
ボディがでかい
まぁなんていうかでかい。分かってたけどでかい。
液晶部分が出っ張ってるあたりほんとでかい。ただこの形が中判らしさあるなぁなんてポジティブに捉えてしまうくらいに愛は盲目。
でかいカメラ、いいじゃない。かっこいい。
グリップがでかい
ボディがでかいから、それに合わせてグリップもまぁ大きい。なんか親指側のでっぱりも大きいし。この前一緒に遊んだ友人にも持ってもらったけど、女性の手には余るサイズなのは確か。
その代わりしっかり握り込んだときの安定感は抜群なので、それなりに手が小さくない男性であれば、まぁ握れるサイズ。
というか慣れろ。それがいいんだから、慣れろ。カメラに自分を合わせるんだよ。
中判かっこいい。
センサーがでかい
センサーもでかい。だって中判だから。
パカって開けたときの感動すごいから。交換するレンズがないからほとんどみる機会ないんだけど、ほんとすごいから。
中判デジタルってすごい。惚れる。
写真すげぇえぇぇぇぇ!!!!!
まぁなんていうかこれよ。これ。すごいんだよ。撮れる写真が。
ちょっとくらい重くたって、ちょっとくらい嵩張ったって、握りにくかったって。全部許せる。全部愛せる。
そんなカメラ他にある?ないよ?買おう???ね?????
FUJIFILM GFX 50Sで撮った作例写真とか
というわけで本当にすごいんですよ。震えるくらいすごいんですよ。
ちょっとハードル上げすぎた感じするので、そこまですごくないけど見ていってほしいんですよ。涙出ちゃう。
まだ一日しか持ち出せていないのですが、友人たちと出かけた日の写真を少しだけ紹介します。
レンズは全てMakro-Planar T* 2/100 ZF。もう全部最高です。
この写真が僕のGFXでのファーストショット。最高の一枚を最初に撮ってしまうあたり僕はできる子なんだなって思うんですよ。あぁ最高。
この日は友人と出歩いた一日だったので、撮っているのは人ばかり。
何この質感。なんの気なしに撮ってこれなんだから本当に震える。
ちょっと離れても浮き立ってるし。なんなのこれ。ちょっとボケがグルグルしてるのもなんで?
僕のブログによく出てくる子
都心のポートレートでも背景がえげつないほどにボケるんですよ。
周辺は落ちるどころか若干ケラレてる。あえて減光補正なしの写真を載せてるけど、これはこれで最高だよね。ピントピークの質感も解像とはまた違う良さがある。
キラキラしてる
逆光でもすごくいいの
写りはすごくいいんだけど。写りは。どうしたの彼。
最高ってこういう事をいうんだなって。
この日最高に中判っぽい一枚。まるでカップルフォトみたいですよね?まるで。ねぇ?
今度こその相棒 FUJIFILM GFX 50S
「FUJIFILMで、フルサイズが出たらいいのになぁ…」と言う想いを常々ぶつけて来ましたが、無事にFUJIFILMでフルサイズよりも大きいカメラを買うことが出来ました。
大好きなマクロプラナーを、大好きなFUJIFILMで使える。
そんな気持ちで購入を決めたFUJIFILMの中判デジタル「GFX 50S」。想像していたよりも何倍も素晴らしい、唯一無二のカメラ。
大きくて重くて、連写もろくにできない。それでも最高のミラーレス。
かけがえのない写真が撮れるカメラ。GFX 50S、一度触れたら離れられない、魅力的なカメラです。