「ただいま」を言える場所

こんにちは。しむ(@46sym)です。

最近「ただいま」って言ってますか?

なんてことはない言葉だけど、つい忘れてしまいがちな大切な言葉。

 

 

目次

“ただいま”と、”おかえり”と、

恵まれた事に幸せな幼少期を過ごして来た僕なので、家に帰れば母が必ずいました。

「ただいま!」「おかえりなさい」

たったこれだけの当たり前のやりとりを、今まで何度繰り返してきたかなんて今更数えることもできません。

 

平日はおやつにケーキを焼いて待っていてくれたり、土曜日の午前授業から帰る頃には家の外まで届く焼きそばの匂いに頬を緩めたり。

日が暮れるまで遊び回っても、家に帰れば必ず”おかえり”って言ってくれる。

「”ただいま”を言える場所がある。」なんて言う当たり前の幸せを、当たり前すぎて噛み締めることもしませんでした。

 

そんな当たり前はいつかなくなるもので。

 

大学に入学して、社会人になって。一人で生活する様になって、”ただいま”なんて言葉を使える機会は次第に減っていきました。

たまの帰省で使う”ただいま”はなんだか気恥ずかしくて。こうやって家族と離れていくんだな、なんて。

 

家族から離れて、新しい自分の家族を築いて。自分だけじゃない、自分の居場所が出来ました。しばらく振りに”ただいま”が増えました。

自分が居る場所。居てもいい場所。自分を受け入れてくれる、安心できる場所だからこそ伝えられる”ただいま”って、すごくいいよね。

 

今は子供も大きくなって、立場も変わって”ただいま”を伝えてもらう事も増えました。居てくれてありがとう、って。これからもここに居てね、って。そんな想いがあるから”おかえり”があるんだと思います。

 

伝えたい”ただいま”と、”おかえり”と、

“ただいま”って言える大切さに気づけたから。”おかえり”と迎え入れる優しさに気づけたから。

だから僕はこれからも伝えていきたいと思う。

 

ただいま。遅くなってごめんね。って。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ただいま、富士フイルム。おかえり、X-Pro2。

 

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この記事を書いた人

千葉県内で写真を撮りながらブログを運営してます。
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