稀代のエンタメブロガーであるたもつさんがこの度Kindleにて電子書籍を出版されました。
上の記事の中でも触れて頂いてるのですが、この「2DK」というタイトル。一緒に考えさせてもらいました。半分は僕の力。
つまり僕はパパであり、たもつさんはママな訳です。愛の結晶ですね。胸がいっぱいになるほど愛でながら読みました。
本書の内容
著者のたもつさんが運営するブログ「たもトピ」に掲載された2つの恋の体験談が収録。リアリティのある描写と惹きつけられる展開でSNS上でとんでもなく話題になった作品です。合計500以上のシェアを受けたとかなんとか。
そんな皆を熱狂の渦に巻き込んだ2つのお話に加えて、本書でしか読む事の出来ない3つ目のお話が収録されています。
「2DK」の良いところ
リアルタイムにブログ上で読んだ方には、ここでしか読む事の出来ない3つ目のお話が最大の魅力。
流石に前述の2つほどのインパクトはありませんが、相変わらずの面白さ。テンポの良い展開と秀逸で感情表現豊かな描写のおかげで、息をつく間も無く読み切ってしまいました。
どの作品にも言える事ですが、たもつさんの誠実さが伝わってくる物語。うっかり「たもつさん好きです…!」とか口をついて出てしまうレベル。やっぱりイケメンは心もイケメン。
という訳で今まで以上にたもつさんの魅力に浸りたい方は読まない理由がない。
リアルタイムに読んだ事がない、もしくはまだ読んでない方は間違いなく読むべき作品。
過去に囚われる事なく、誰に言われるでもなく、自分自身がただその人を愛する。その大切さと難しさを見事に描ききっています。
著者であるたもつさんの人柄があってこそ成せるこの作品。僕も記憶をなくしてもう一度新鮮な気持ちで読みたい。
いつブログで非公開になってもおかしくない名作。今のうちにブログで読むか本書を買ってしまえばいいと思う。
「2DK」の残念なところ
ベタ褒めした本書ですが、いくつか残念な点もあります。内容が、と言うよりはKindle本として残念な所。ここは素直にレビューすべき。
ブログ記事の移植である
「本の内容がブログ記事のままだ!」なんていう不満ではなくてですね。文章の構成がブログを基準にしたままなんですよね。その為、ものすごい良い所でページが切れていたり、すごい中途半端な所で新しい章が始まってしまったり。
Kindleで実現可能なのかは知りませんが、改ページだけでもしてあるともう少し読みやすいのになと感じました。
初めての電子書籍と言う事もあり慣れない作業が多かったと思うので、ぜひ今後に期待したい部分。
追記:各種端末で読んで見たところ、あまり小さい端末(スマホなど)だと文章が細切れになって読みにくく感じるというだけでした。構成は全然問題ありませんでした。問題なのは僕ですごめんなさい。
ただやっぱり改ページはあった方がありがたいのでたもつさんお願い。
本とブログの違い
これは好みの話なので個人的な意見になるのですが、「笑」や顔文字が本の中にあるのが違和感があって仕方ないというのが本音です。
もともと僕が書き物の中でそういったものを使わないからと言うのもあるのですが、やはり書籍の中にあると違和感があるんですよね。
ブログの記事内に書いてある分には気にならない、むしろエンタメブロガーとして親しみやすくて良いと思うのですが、書籍として見た時に個人的には無い方が好きです。
とは言えやはり好みの問題なので「そのままの方が読みやすい!」という人も多いかもしれません。
総評
という訳で読んだ感想を色々と書かせて頂きました。一言で言ってしまえば
「書籍としては荒削りだけど、内容は文句なし」
ということです!僕はもともとたもつさんの書く文章は好きなので贔屓目に見ているのかもしれませんが、リアリティのある感情表現はいいですよ!
この値段で買えるなら買って損はないと思います!!
おまけ:我が家の端末がジャックされました。
コメント
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[…] ブロガー「たもつ」さんが電子書籍を出版!あの恋が本で読める!!本書だけの物語も! […]
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