【外壁塗装】塗料の種類や特性、用途別の選び方【新築・塗り替え対応】

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どうもこんにちは。契約の嵐で金銭感覚が麻痺してきました。しむ(@46sym)です。こんばんは。

今日は先日も記事にした外壁塗装について。

関連一戸建ての外壁塗装を日本eリモデルさんにお願いしたポイントとか

 

使われる塗料の種類とそれぞれのメリット・デメリットについて書いておこうと思います。

今回紹介するのは外壁仕上剤について。下地剤や施工法については奥が深そうなので専門家のサイトを探るべし、です。

新築・塗り替えなど、それぞれの用途別にオススメの塗料についてもご紹介しますので、外壁塗装を考えている方はぜひ最後まで読んでやってください。

 

目次

外壁塗装に利用する塗料の種類

外壁塗装には大きく分類して3つの塗料が使われています。簡単にご紹介しておきますね。

 

リシン塗装

risin

よく見るボコボコした仕上塗装。新築住宅の塗装はまずこれと言っていいかと思います。

アクリル塗料に細かい石を混ぜて吹き付けたモノなのですが、単純な吹き付け塗装なので塗りの薄い仕上げとなり、その恩恵として通気性の良さが挙げられます。

新築住宅は活きた木材を使う為、通気性の悪い塗料を使うと住宅内部に湿気がこもってしまうんですよね。そんな理由からも新築住宅ではリシン塗装が多い様です。

ただし通気性とのトレードオフとして撥水性に劣る為、塗装の寿命は他の仕上げより短めとなります。日照条件等にもよりますがおよそ3〜5年との事。

また、比較的固い仕上げとなり、ひび割れ等の懸念もあります。それに合わせて弾性アクリル塗料を利用した弾性リシンというモノもあるそうです。

Check Point

メリット:通気性が良い。安い。
デメリット:防水性能に劣り、塗り替えの時期が早まる。

 

タイル吹き仕上げ(ボンタイル)

bontile

こちらもよく見る塗装。下地剤の上から撥水塗料を吹き付ける仕上げ方法です。

撥水性のある塗料を吹き付けるので、撥水性、防水性に優れ、その分耐久年数においてもリシンより優位性があります。耐久年数については吹き付ける撥水塗料の種類にもよりますが、10年前後が目安と言われています。

撥水性の高い塗料を上塗りするので、当たり前ですが通気性は下がります。その為、どちらかといえば新築時ではなく、塗り替え時におすすめしたい塗装になります。

この仕上げも硬質性と弾性が存在し、弾性の方がお値段も少しお高め。弾性の場合はシリコン塗料を混ぜてひび割れに強く撥水性も高い比較的優秀な塗料になるみたいです。高いけど。

Check Point

メリット:撥水性能が高く、寿命が長い。
デメリット:通気性に劣る為、内部に湿気が発生した場合にこもる。高い。

 

セラミック塗料

seramic

こちらは最初に書いたリシン塗装に比較的近いのですが、小粒の石をアクリル塗料をつなぎにして吹き付ける仕上げです。

いわゆる石っぽいやつ。石調塗装仕上ですはい。

こちらは通気性もよく、リシン塗装より撥水性に優れているそうです。いいことづくめのセラミックですが、硬質であるが故にひび割れしやすく、地震や外部要因による衝撃に弱いです。そのくせお値段も高いです。

Check Point

メリット:通気性・撥水性ともに実用レベル。
デメリット:硬質な為、衝撃に弱い。ここまでで一番高い。

 

と、言うワケなのですが、最近ではなんかもう全てを兼ね備えたセラミック素材が出てるらしいんです。弾性セラミックなるものが。

atmos

 

説明だけ聞くと撥水性も通気性も兼ね備えて、かつ弾性を併せ持った究極の塗料でした。

で、しかもセラミックならではの長寿命。検証値だけみると30年もつとか?実際に30年もつとは思っていませんが、少しでも長持ちするならいいなーと。

素人なりに調べる限りでは、定期的にセラミック塗料は話題に上がるみたいですね。以前はセラミックであまりいい評判はなかったのですが、時代も変わって信頼出来る仕上に昇華しているのではないかと思います。

Check Point

メリット:通気性よし。撥水性よし。長寿命。
デメリット:とにかく高い。

 

外壁塗装における用途別のおすすめ塗料・仕上

というワケでここまで書いた情報のまとめになりますが、それぞれの用途に合わせたおすすめの仕上げについて。

 

新築時の外壁塗装

新築の際の外壁塗装はほぼ間違いなくリシンになるでしょう。

耐用年数は他と比べて短いものの、建てたばかりの住宅の木材はまだまだ活きが良い状態です。

水分も多く含んでいる為、湿気を逃がす為にも通気性の高いリシンを選ぶのが無難かと思います。

 

塗り替え時の外壁塗装 当面の費用を抑えたい方

なるべく費用を抑えるならリシン・もしくはボンタイルでしょうか。

塗り替え時にリシンをおすすめする業者は少ないかと思います。耐用年数を見たら確かにコストパフォーマンスは悪いのですが、とりあえず「今の外壁が限界だけど塗り替えるお金がない!」という人は候補に入れてもいいのではないかと思います。

ただしやはり短期間で塗り替える必要が出てくるので、出来る事ならボンタイルくらいにしておくと幸せかもしれません。

 

塗り替え時の外壁塗装 コストパフォーマンスを重視したい方

コストと耐用年数のバランスを考えるのであれば弾性塗料を利用したボンタイルがいいかと。

撥水性も高く、弾性塗料のおかげで衝撃にもある程度強い為、ひび割れ等も起きにくいかと思います。

注意点を一つだけ挙げるとしたら、現状の外壁塗装が既に限界を超えている場合。住宅の内側に湿気が入り込んでいる状態だと内側に湿気を溜めてしまう為、余計に住宅が痛む結果を招いてしまいます。

 

塗り替え時の外壁塗装 とにかく最新技術を堪能したい方

いいと言われるものを使いたい方。所有欲を満たしたい方。弾性セラミックにしてください。

正直、耐用年数30年とか怪しいです。最新技術を使って実際に30年が経過した住宅なんてないので、ホントのトコロは誰にもわかりません。

それでも、最近のハウスメーカーは新築から外壁30年保証を謳うメーカーもありますので、ある程度は信じてもいいのかな、とも思います。(どこのメーカーでも信用できるかは別として)

僕自身は今回この弾性セラミックを選択しましたが、単純にキャンペーン対象で異常に安かったからという理由のみです。10〜15年もてば損はしない計算なので今回は弾性セラミックを利用する機会に恵まれた、という事です。

ものは試しに使ってみるのも良いですが高価な買い物ですので、お財布事情とご相談の上、慎重にどうぞ。

 

最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今回、僕が実際に外壁塗装を契約する際に聞いた情報、調べた情報を元にこの記事を書きました。

正直に言ってしまうと、素人のにわか知識ですのでもしかしたら間違っている部分もあるかもしれません。

ただ、少なくとも大幅に認識がずれた意見は言っていないと思うので、皆さんも軽い気持ちで参考にしてみて頂けたらと思います。

(間違いがあったらズバッと突っ込んでやってください。おねがいします。)

 

住宅は高い買い物ですので、正しいメンテナンスをした上で、少しでも長く大切に使っていきたいものです。それでは。

 

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この記事を書いた人

千葉県内で写真を撮りながらブログを運営してます。
スナップ、風景、ポートレート、ブツ撮りなど、ジャンル問わず幅広く撮影中。
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